36「ある夜のドライブ」

★07年2月13日(火)

11日(土)は当店貸切の食事会。
その日、もう一組の予約が入ったけれど12日に変更していただきました(後日、来週に変更との連絡あり。我が妻タヌコにいわせるととてもじゃないけれど二日続けての大量の料理づくりはシンドイらしく、ホッと一息の様子)。

11日は20名。
店内つめれば28名は座れるンですけど、松花堂弁当にお付だし、茶碗蒸し、煮物とカラ揚げの各大皿、お吸い物、飲み放題プラン付きで(お一人様3千円。安い!と思う・・・)テーブルを占めるとなると20名弱で目いっぱいか。みなさん、今後のご参考に。

あいにくこの夜、食事会と19時からの我が亡父を偲ぶ会とが重なり、食事会は19時までゆえ遅れながらもなんとか参加せねばならぬ状況。
兄弟家族一同皆サラリーマンと学生ゆえ、毎年土曜日一泊で設定されるこの会、我ら零細自営業者にとっては死活問題。将来は我輩を偲ぶ会となるのは必定か・・・。

洗い物そのままで19時すぎに店を閉め、偲ぶ会会場の簡保の宿へ。
宴会場利用は21時までとか。急がねば!疲れきった、というタヌコに代わり我輩、運転手。以下Sが我輩、Tがタヌコの会話。

S「さて、どの道行ったらええん?」
T「え〜、知らんの〜?」
S「知らんのって、知ってるはずないやんか」
悪い予感・・・。ちなみに彼女が今回の幹事。
S「地図は?」
T「置いてきた・・・」
S「電話番号は?」
T「置いてきた・・・」
あいもかわらずのタヌコである。
そして刻々と時は過ぎ行く・・・。

S「打ち合わせにはどう行ってん?!」
T「家から行った道しかわかれへん。・・・でもお墓の近くやわ!途中に案内看板あったから分かるわ!」
今から家まで戻り再スタートなんてとても間に合わず、道が全然違うのに看板なんか見つけられるんか?と言ってもおれず、父の墓から見えた山の上のあの建物かととりあえず車を走らせ・・・墓にさしかかる四つ角へ。

墓から見える建物となればここをたぶん右折・・・と、
T「ちがうねん!お墓の方行くねん!そしたら看板あるねん!」
長年墓に通ってるが案内看板なんかみた覚えもないが、と思いつつも断定するタヌコの気迫に押され、直進。

墓への曲がり角にさしかかるも看板みあたらず。
S「ないで」
T「まだまっすぐ!」
どんどん、山の中。周りは真〜っ暗。
S「ないで」
T「どっかで聞こ」
S「どこで聞くねん!民家もなんにもないとこで!」
で、Uターン。

先ほどの四つ角を曲がる。
あの建物が簡保の宿じゃなかったら今からどうなるねんと不安になってきたころ、案内看板があった。
S「なんでいっつも断定すんねん!?いっつも間違ってるやんか!」
T「すみません、すみません!道間違いました、いっつも間違いました!」
S「一回でもええから心の底からそう思えよ、ほんならおんなじ間違いせえへんわ」
T「すみません、すみません!あたしが悪うございました、ございました!」と、いつもと同じ無反省・・・。三つ子の魂百まででアル。

我輩の好きな川柳、「古いが動く、カカア・ナビ」。
が、うちのは新しいうちから壊れてた・・・。
本当なら目と鼻の先だった簡保の宿着、8時20分。

PS.こんなタヌコさん、またまたお昼の営業時間変えました。
14日(水)より現在の8時〜18時を、15時までに。
近い将来はモーニングもやめてランチタイムのみのお昼の営業とし、夕方より家庭料理のお店を始めるとのこと。もちろんバー併設で。詳しくは、また・・・。 以上。

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