48「ご存知でした?ロビンソン・クルーソーのこと?」

07年4月19日(木)

★16日の月曜、寒くって車ンなかで目覚めたとき読了したのが前々回記した「無人島に生きる」と一緒に購入した高橋大輔「ロビンソン・クルーソーを探して」(新潮文庫)。

みなさんご存知でした?
あの「ロビンソン・クルーソー漂流記」に実在のモデルがいたって。
著者は英国の王立地理学協会編纂の「世界探検史」翻訳中に見つけた小さなコラムで、船長とのトラブルからチリ沖合いの絶海の孤島に置き去りにされ4年余り後に救出されたスコットランドの海賊アレクサンダー・セルカークが、デフォーが小説化したロビンソン・クルーソーのモデルだったと知るンです。
そして著者はセルカークの実像を、そして島での実際の暮らしを知るためかつての無人島ファン・フェルナンデス島に渡り・・・!

知らなかったなぁ。
本書の単行本(99年刊行)も知らなかったなぁ。
こんな話大好きなのになぁ。
世界各国で出版されたというのになぁ。
あとがきにテレビ番組「野村宏伸のロビンソン・クルーソーを探して」制作云々とあり、そういえば録画したような記憶がある。あのテープは!?また、文庫本化に伴い第8章「発見」(!)が書き加えられてます。また、著者は会員62号高野山の怪物クンに似ています。

このわくわく本にはもちろん島の地図やセルカークの無人島生活時の遺品などの写真も掲載されていてさらにわくわく。で、もっと写真を!と思ってたら、出版後の出来事ふくめhttp://www.daisuketakahashi.comに満載されてました。評価4/5。

関連:15日付朝日新聞に椎名誠サンいわく「15少年漂流記」のモデルとされてきた無人島はマゼラン海峡のハノーバー島ではなくニュージーランド・クライストチャーチ東方860キロにあるチャタム島のようだ云々の記事あり。

★「今夜の名言!」

「経済活動に志がともなっていた時代が終わった」

五木寛之さんの、気骨の経済人を好んだ城山三郎氏追悼の言葉。
最近、社長サンの頭頂ハゲ見すぎるもんなぁ。あ、サンはいらんか。 以上。

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