０７年９月３０日（日）
★今週は個人的に忙しい日々でした。
その理由はもうすぐお知らせできるでしょうけれど（できたらいいのですが・・・）、そのおかげか食欲、色欲？、睡眠欲まったくなく、昨日ひさしぶりに体重はかると、身長１７０センチに対し体重５２キロ！・・・我が妻タヌコより少ないではありませんか。（スティーブン・キングの「痩せゆく男」は傑作本！）。
で、本にも映画にもいつものように接することできずの日々で、今夜はもうたまになんにもせずボ〜ッとしていようと、現在進行中の仕事道具を棚の奥にしまいこんで・・・の今でございます。
でも先日、ＷＯＷＯＷで藤野千夜原作の映画「ルート２２５」が放映されていて仕事中にチラチラとみてはいました（あいにくレコーダーが故障中で）。
あの秀作本が０６年に映画化されてたなんて知りませんでした！
以前原作をご紹介したかもですが、お話はというと、中学生の姉と弟がある日、いつもの横丁を曲がるとあるはずのない海に出くわしたり、仲たがいしたはずの友達がそんなことがなかったかのように振舞ったり、事故で死んだはずの女の子が生きていたりし、途方に暮れて家に電話すると、おかあさんが電話口に出るのに家にはおかあさんがいないなどという、微妙に違う別世界に迷い込んでしまっての、元の世界に戻ろうと姉弟が悪戦苦闘する青春ファンタジー。
残念ながら接客で映画のラストを見逃してしまい、それは原作と同じか否か・・・う〜ん、再放送待ちであります。原作、映画ともにオススメの一作。
で、昨夜来店の常連Ｋさんにこの映画の話をすると（だれかに喋りたくって！）
「マスター、映画好きなん？」
「・・・なんで店に映画のポスター貼ってると思ってましたん！」
「ただの飾りかと・・・」
そういえば、常連のＹさんとはいっつも城跡や廃墟の話、同じく某大学のＭセンセとは異性と料理の話、そしてこのＫさんとはケンカに関する話ばっかりで・・・。
でこの夜、お互い映画好きと初めて分かり盛り上がりましてん。
Ｋさん「あのぅ、え〜っと、ジャック・ニコルソンの、あの、え〜っと雪に閉ざされての映画、なんやったっけ？」
我輩「え〜、え〜、え、なんやったっけ！・・・（そのとき来店のＭセンセに）なんでしたっけ？」
Ｍセンセ「う〜ん？」
我輩「も〜、老人ホームみたいやなぁ！・・・よし、思い出したら酒一杯おごりあおう！」
三人「う〜ん！う〜ん！」
十数分後、Ｋさん「シャイニングや〜！」
この夜、話題になった映画「インファナル・アフェアー」のビデオをＭセンセに貸し出し、Ｋさんには「オールドボーイ」「バタフライ・エフェクト、」そして・・・え〜っ、あと一本なんやったっけ！？
★ひさしぶりに従兄弟のＫクンに会って・・・
昨日、和歌山高野山での法事の席で（わたしは先の事情で出席できず）Ｋクン、今はもう廃村の、互いの母親の生家を我ら従兄弟で維持管理していこう（ともう何年も前から酔うたびに言い続けてきて）の話をその席でとうとう親族に持ち出したとのこと。で、従兄弟会を結成し、墨丸を事務局にし具体化していこう！ということになったそうです。
その家、霊山高野山のさらに山奥、急斜面の山肌に組み込まれた石垣に根をからませそびえ立つ庭の杉の大木が樹齢６００年といい、その頃に釘を一本も使わず建てられた屋敷だといわれています。
県の文化財指定の話がでたときに台風で茅葺ぶき屋根が吹き飛ばされ中止になったともいいます。
四十年近く前にＮＨＫが「山奥の屋敷にしてはのこの石垣の大石はどこから運んできたものでしょうか」などと取材されたこともあります。
その、人が住むには適さぬ急斜面の集落の誕生のきっかけはいまも謎のままとか。
一説には平家の落武者部落（その証拠らしきものアリ）、または隠れキリシタンの里（これまたその証拠らしきものアリ）、高野の坊主共の隠し妻の里、山賊の村などなど・・・。
夏の夜でも火鉢に炭をいれ、布団は冬布団のまま・・・。
前述のＹさんはわたしの話を聞き興味をもって、バイクでもう二度もその廃村を訪れています。
そんな山奥の古家に一泊千円ほどで、酒持ち寄り宴会などを開催してゆこうという今後の考えです。この村にまつわるその他数々のお話は、そのときに・・・。
詳細決定すればまたこのページなどでおしらせいたしま〜す。 以上。