０７年１０月１４日（日）
★三日市の飲食店「近咲暮」のマスター。
わざわざタクシーで来られるたびに墨丸で酒を酌み交わすンですけど今回は閉店後、居酒屋「あ.」にて互いの“苦境”についての話し合い。
結論、この地域では打開策ナシ！
三日市ゴーストタウン対千代田呪われた町ですもん。
この夜、河内長野の居酒屋「秀平セカンド」のマスターらと同店ではじめてお会いしました。
「あ.」のタクちゃん共々みなさん３０歳代のオーナー。
若いのにみなさん頑張っておられますなぁ！少なくともこの世界では「いまどきの若いモン」のセリフは別世界のこと。わたし？「いまどきの不良中年！」ですか・・・。
１０月１６日（火）
★狭山でのバイト帰りの近大生Ｙくん。
墨丸休みだった先週月曜も来られたそうで（夕刻来店のケーキ屋Ａちゃんも「月曜来たのに！」。ここ千代田の月曜は住吉に比べ捨てたもんじゃないです）、今夜は彼ひとりでの来店ゆえはじめてカウンターに座られてはじめて会話をかわしました。
ちょっと見たことのないほどの男前。身長１９０?あまりの２１歳。それで性格、良！
でも２１年間彼女いずの珍しき存在。その現況嘆く彼に「ほっとっても群がってきますって！」。将来がうらやましいワ・・・。
彼、民俗学専攻とかで、以前このページに記した高野山のわが祖先の村を紹介。調べてみますとのこと。
ふたりして大いに飲んで（これがアカン。毎晩飲みすぎや）、さ、そろそろ店じまいを、と電話が・・・。
★で、河内長野の焼鳥屋「一徹」の面々来店。
「墨丸さん、このあいだ千代田の居酒屋で飲んでたでしょ！」
ン？
・・・う〜ん、この地域は異常に「世間は狭い」。
一昨日「あ.」で飲んでたことが「秀平セカンド」通じてもう広まってい、「マスター、今夜は「あ.」に一緒に行きましょ〜！」
「あかん、今夜はもう飲みすぎや。もう３時半やで。閉まってるし」と丁寧にお断りしての閉店後、電話が。
「いま「あ.」開けさせました。来てくださいよ〜」
再度丁寧にお断りす。「誘った誠意、覚えといてくださいよ〜」
店を片付けててその彼らがライター忘れてることに気づき、うん、まぁ、こちらも誠意をと、帰宅ルートはずれてお届けに。それでもめずらしく飲みませんでした。うん、これはわたしの人生でもホントめずらしい・・・。
１０月１７日（水）
★３５歳、秋田の男性。
秋田出身で１０数年沖縄名護市の飲食店で働き、出産のため奥さんの千代田の実家に最近越してきたとのこと。
うれしいではありませんか、こんな片田舎でわたしの好きな沖縄在住者とお会いできるなんて！
「若い人たちの溜まり場だったらどうしようと迷ったんですけど」とかすかな秋田弁まじりで（秋田人にははじめて会ったなぁ！）。
ま、昔っから若者の溜まり場じゃないですなぁ、墨丸は。また千代田は老いも若きも「いい人」が多いと、我が妻タヌコも。
ゆえに深夜、そんな方たちがカウンターに座られるとついつい話し込んでバーボンロックを重ねっちまいます。
で、疑問に思ってたこと・・・
「沖縄では台風来襲日、店休みますのん？」
「休みます。それと台風近づくとビデオレンタルショップの在庫がなくなるほど借り出されます。家から一歩も出られませんから。そんな状況知らないうちは食料なくなって暴雨風下、壁づたいに命がけでスーパーにたどりついたら台風で休業だったりして・・・」（これ、すべてかすかな秋田弁・・・）。
近々店を持とうと考えてるとのことで、わ〜い、また仲間が増える！の夜でした。
１０月１８日（木）
★周防正行監督・脚本の痴漢冤罪映画「それでもボクはやってない」をみました。
「キャストがすばらしい！」良質の作品です。
とくに裁判公判前半と後半担当するそれぞれの裁判官（正名僕蔵と小日向文世）のキャラクターの相違がとっても印象的で、わたしだったら裁判官に殴りかかるかもと思うほど、ある意味理不尽な裁判制度の現状もよっくわかりました。４/５。
「痴漢」って日本独特の犯罪らしいですね。世界でもまれなあの満員電車も一因らしいですが。語源は中国で「バカな男」って意味とか。
でも、地下鉄乗り遅れまいと階段駆け下りた位置になぜあの女性専用車両なんてもんが止まってンだろ？！
１０月１９日（金）
★「恋人はゴースト」「世界最速のインディアン」もみました。
千代田はなぜか木曜ヒマだと最近になって気づきました。
で、昨夜は１時過ぎに店を閉め、「あ.」に行くもここも、閉店。
「あ.」ができてから住吉まで飲みに行く気力なく、どっかで肴買ってビデオでもみながら酒飲もうと２４時間営業のスーパーオークワへ。
と、すぐつまめる刺身がない。
いまから魚など焼くのもめんどくさいしと鳥南蛮弁当買って・・・でもレンジでチンのあとコンビニ弁当のフタあけた瞬間のあの異様な匂い。この匂いで食欲減退するんでコンビニ弁当は買わないンですけど、スーパー弁当もチンの匂いは一緒と気づいた夜でした・・・。
映画「恋人はゴースト」は、男が借りたアパートメントにもとの持ち主の女の幽霊が出現。記憶を失ってるその女のために彼女の過去をさぐってゆくと・・・というラブコメディ。
前にも書きましたが、アメリカのラブコメはみる気がしないのにみると面白い。ジョークも秀逸。この作品もそうでした。
でも主演のリース・ウイザースプーンとマーク・ラファロはともに魅力感じず。でも、ラストでホロリ。３/５。
で、最悪な女優を思い出しました。
「トゥルーナイト」やリメイク版「サブリナ」に出ていたジュリア・オーモンド。
常に美人役で出てるンですけど、どうしてもエラの張った猿顔にしかみえず。ラブシーンでは思わず顔を背けてしまいますが、なぜこの人が主演をはれるのか今でも不思議。・・・中学時代に都はるみの顔が好きという親友がいてそれも不思議でしたが・・・。
次にみた映画「世界最速のインディアン」ふくめ今回の作品は墨丸会員チャンンさんが貸してくれた作品ですが、この作品などはレンタルショップでまず借りないであろう映画です。地味なパッケージに、気を引かない題名。興味をひくといったらアンソニー・ホプキンス（「羊たちの沈黙」の）が主演ってことでしょうか。
が、チャンさんはいつも「良質」の作品を貸してくれます。
この作品はまさにその「良質」。
ニュージーランドの一老人が１９２０年型インディアン・スカウトという最高時速８０キロ設定の愛車を改造し、地球の反対側のアメリカ・ボンヌヴィル塩平原での時速３００キロを超える世界最速記録に挑戦する実話の映画化。
ホプキンスは「羊たちの沈黙」のレクター博士と正反対の人のいい爺さんぶりで（さすが名優です）、６０年代の古き良きアメリカの人々に助けられながらのロードムービーが心和ませてくれました。４/５。 以上。