０９年５月１６日（土）
★今夜、墨丸会員６０８号ヨッシーが同席の７３４号チャン氏に「チャンさんのスーツ姿、みたことないわ〜」発言から発展し、「正装パーティしましょうよ！」ということになりました。
思い起こせばかつて、６０年代の名作戦争映画「史上最大の作戦」本編が１７９分で、その上映時間内を「飲み放題」にしたことがありました。
で、調べてみるとこの企画、過去３回実施。
そんなに回数重ねてたとはと、最後の実施日をみると９７年の３月３１日。創業時の長居店での開催でした。忘れてるのも無理ないわなぁ。
で、第４回復活・墨丸版「史上最大の作戦」として、ヨッシーさんの希望とりいれての「正装パーティ」を開催いたします（といっても、単なるネクタイ着用ですけれど。女性はそれに準ずるってことで）
で、スーツが着やすい１０月１８日を開催日候補にあげたんですが「先すぎるわぁ！」「そやなぁ、その頃この店ないかもしれんし・・・」で、結局７月１８日（土）に（・・・サマースーツ、ボクまだ持ってたかしらん？）
ま、今後、この企画忘れてしまわぬよう１〜２ヶ月おきにでも開催したいと思っておりますので、ヨロシク！
５月１９日（火）
★これが面白くなけりゃ彼の著作もう読むまいと思ってた伊坂幸太郎の山本周五郎賞受賞作「ゴールデンスランバー」読了。
先日ドサッと会員５４１号てら吉くんが彼の著作持ち込んでき、その中から「ゴールデン」だけぬきだして「あとはもう読めへんで〜」（重たいから彼ぜんぶ置いてったけど）
で、著者の１４冊目、娯楽小説の集大成と銘打たれた本書を予備知識なしで読み始めました。
だいたい作者とあらすじで本を購入するんですが、どんな物語かゼンゼン不明のまま読み始めるのは新鮮ですなぁ！
でも冒頭で「なんや、ケネディ暗殺事件のパクリやんかぁ」と思いきやなかなかどうして、オズワルドが逮捕されず、ジャック・ルビーにも殺害されなかったら、の展開に一気読み。
余談：我輩、ケネディ暗殺物の本も好みで、スタンリー・シャピロ「ＪＦケネディを救え！」なんて、タイムスリップしてしまった少年が暗殺を阻止しようとするけれど・・・というなかなかのハラハラドキドキ物でしたが、近年では米国を代表する作家ノーマン・メイラーなどに「うわべのイメージが先行した実質を伴わない政治家」なんて風にいわれ、あらゆる烙印を押される前に旅立ったゆえのケネディ神話に対する批判が強まってるとかでもう読みたい部門ではなくなりつつありますが、暗殺の真相だけは知りたいですなぁ。
で、「ゴールデン」の話にもどるとこの作品、最後に主人公はどうなるのか！に、この種の小説では珍しい「結末」が用意されてい「あ〜、こういうラストもあるんだ！」
そしてのラストシーン、主人公がエレベーターのボタンを押す場面ではグッときましたねぇ！その前の「痴漢は死ね」の手紙の場面とともに伏線が生きている作品でもありました。やはり少々漫画チックな箇所ありですけれど、さすがボクの好きな「山本周五郎賞」（いろんな賞がありますが、この賞と吉川英治文学賞作品が好み）です。
てら吉くんはこの作品「そんなにいいですか〜。ぼくは「オーデュポンの祈り」と「砂漠」がいいんですけど・・・」（「オーデュポン」は前回ボクがけなした作品）。
「てらちゃんとは趣味あわんなぁ！」といいつつ、今度はその「砂漠」を読み始めてますねん・・・。評価４/５。以上。