181「魔がさした夜」

10年5月26日(水)

最近2、3時間で目が覚めて悶々としたあげく二度寝あきらめ(※)、仕入れ等に出かけたあと仮眠するのが習慣。これが2、3日つづくと10時間ぐらいぶっ通しで寝ちまうンだけど。

※この睡眠時間の短さはたぶんに悪魔の器具「骨ベッド」のせい(既報「続・お寒〜い、就寝事情」参照。
いまやますますマットがへたれ、鉄骨上に横たわってる感覚。その分、眠りも浅く夢見も多し。で、「おお、この夢めずらしく起承転結。小説にできるやん。HPに短編コーナー登場させよ!」。でも目覚めると忘れてたり、思い出してもその話、アホらしかったりして・・・。

先日も早々に目覚め、久しぶりに昼食をと最近オープンした寿司屋に出向きました。
その店の「一貫65円!」という大書きされた宣伝文句に「安いやん!」と入ってみたんですが、そこで気づきました。
「二貫やと130円やん・・・」
65円という表示と店の安普請さ(すみません)に「ここは安いんや」と単純に思い込まされてのこと。

で昨夜、墨丸会員388号ちかねぇにその話すると、
「でも二貫も食べたくないのを一貫で食べれるっていいと思うわ」
「・・・なるほど」
この夜の彼女は冴えていて(すみません。いつも冴えてます)、我輩が「スコッチには硬水がマッチするんやて」というと彼女「硬水の地方はコーヒーで、軟水の地方はお茶」とか、寿司の「貫」の由来(我輩酔ってて詳細忘れた)とか聞くうちに、
「また寿司食べたなった」
「じゃあ食べにいこや〜」
と、そこに会員742号ロンタイくん来店。

いま思うと月末支払い間近というのになにを血迷ったか、これからという時間のなんと11時半に店を閉めてしまい、三人でその寿司屋に出向いてしまったのであります・・・。

こういう血迷うとか魔がさすというかプッツンするというか、酔うと気が大きくなるってことが我が人生ではたびたびあり(たぶんに休日のなさが影響してると思う)、この夜も寿司屋に入ると墨丸のお客さんが二組もいらして、「ああ、店、閉めてしもたんや・・・」と実感かつもう後悔し始めたのですが、コップ一杯の冷酒あおるといつものように憂さも晴れての午前1時前、帰り道の得正のうどん屋店内に会員541号テラ吉くんがひとりカウンターで夜食を摂っているのをみかけ・・・。

彼、僕らをみてあわてて出てき「こんな時間にどしたんですか!?」「寿司食べててん」「いいなぁ!」
で、そのあと「長居に焼き鳥食べにいこか?」というちかねぇの誘いに、もう酔っぱらってる我輩同行する気力なく、テラ吉くんの「マスター、店開けないんですかぁ?」に「開けれへん・・・」
朝起きて振り返ると、いっそ焼き鳥食べに行くか、店開ければよかったと後悔しきり。

この後悔話を今夜、会員817号さくらんぼう弐号に話すと、「マスター、その店って北東方面違います?」・・・そうであった。

既報の「呪いの北東事件」、続く「我輩はバカである」をお読みになった方はご存知の、その寿司屋は北東に位置していたのであった・・・。
でも、さくらんぼう弐号に「北東やって気づかせてくれてありがと、ブログに書くネタできたわ〜!」。あ〜、でも月末の支払いどうしょ・・・。 以上。

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