188「日本ーデンマーク戦 の夜」

10年6月23日(水)

★こういうこと考える方、いらっしゃるんですねぇ・・・。

19日の産経新聞の記事「生活不必需情報館」を要約すると・・・
昨今、仏像ブーム。
で、記者は気づきます。
上半身が裸の像あれど、下半身露出の像はない。
・・・当たり前のような気がするんだけど。「仏」の字がつくんだもんなぁ。

で、この記事のテーマ。
「下半身はどうなっているのでしょう」
・・・どうって、考えたこともないわ(仏教徒じゃないけどなんか不謹慎)。でもアポロ像みたいに普通ちゃうん?仏像が男やったらやけど。

答え:「あの部分」は渦巻状の模様が描かれています。「ない」のではなく、体内に引っ込んで見えないのです。これは「陰蔵相(おんぞうそう)」などと呼び、32種類ある仏像の特徴(三十二相)のひとつです。
・・・なんか「くさいもんに蓋」みたい。
ん?お尻のあそこはどうなっとんやろ?

さらに著者は奈良のある寺院で「あの部分」が付いている地蔵菩薩像の写真を見たといいます。以下文中より・・・
「お地蔵さんは男だったのか」と感心する私。その傍らで4歳の娘は「カズ君(5ヶ月の弟)と同じくらいだね」とつぶやくのでした。

こういうこと思いついてしまう人、なんか・・・合掌。

★永瀬隼介「閃光」(角川文庫)読了。

1968年の完全犯罪「三億円事件」がテーマの作品です。
当時、警察署員の息子が犯人と目され、のちにその少年が青酸カリ自殺しましたが(父親に殺害されたとの説もあり)、本書はその少年(を思わせる人物)を中心とした不良グループの(作者は複数犯と考え)犯行のそのとき、その後を描いたフィクションです。

民放テレビの力作「実録犯罪史シリーズ」で、かつて織田裕二がその白バイ警官の息子役を演じた「新説・三億円事件」をみていたせいで、本書は緊密な内容ながら既視感ありなのが残念。
が、その少年の父親のその後や事情聴取されたのちアリバイ成立で放免されたにもかかわらず職を失い自殺した男性、時効後犯人と名乗り出た男たちなど、興味尽きない事柄満載。以前紹介した「宮崎勤事件」「闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相」の著者、一橋文哉の「三億事件」、ぜひ読みたい気分に。評価、おまけの4/5。

ps:サラリーマン時代、先輩に「三億円事件の犯人はスミちゃんみたいな奴やな」といわれました。
・・・犯罪者的素質ありありということだったんでしょうか?それともそれほど頭がええということだったんでしょうか?タイムマシンで過去に遡れれば、「強奪」やるかもしれませんが・・・。

6月24日(木)

★今夕、酒屋さんが言ってました。
「むちゃ、ヒマですわ!」

墨丸もオープン以来最悪の月です。
もちろんサッカーのせいです。たぶん・・・。
「でも大型テレビ置いてる店って忙しいんちゃうん?」
「いや〜、このあたりじゃそんなことないですよぉ〜」と酒屋さん。

「今日は午前3時半から日本ーデンマーク戦やな。サッカーファンちゃうボクとしてはザマ〜みろ!やわ」
と、そこへ居酒屋「きた越」の大将から電話。
「やりますでぇ〜!」
「なにを?」
「朝まで!」
聞くところによると、週末のみ午前3時半まで営業ながらこの日本登場の夜は深夜営業決行で、「サービスしますから一緒に見ましょうよ」とのこと。
「大将とこ、テレビあった?」
「ありますがな、でっかいの!」
・・・テレビ自体見た記憶ないけど。
その有るか無きかのテレビ存在確かめたいのか、サッカー見たいのか、ただ人恋しいからか、お客さん以外の人と最近喋ってないからか・・・「じゃあ、行きます」と答えてしまった・・・。

★湊かなえ「告白」(双葉文庫)読了。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」で始まるベストセラー本です。
傑作と知りつつ文庫化されたら読もうと思ってましたら(文庫版で加筆訂正ってあるもんなぁ)、墨丸会員同士の貸し借りの輪から早速私に回ってきました。

いや〜、一気読みです。
面白いコミック本読んでるみたい。
ゆえに読後、なにも残らなかったような・・・。
後任教師とのつながりや牛乳パックの差し替えなど「ありえん!」と思える描写が気になりました。
映画化作品紹介の文庫本帯の松たか子、木村佳乃の写真も気になりました。
こんな美人が二人も?ミスキャストじゃん?って。
映画作品は面白くないそうですが・・・・。評価4/5。

6月25日(金)

★サッカー、日本が勝ってしまった・・・。
またもやヒマな夜がつづくのだ・・・。

三時半過ぎに「きた越」到着。
ネオンが消えてたので「あれっ?」と思ったら、深夜営業じゃなくって、店にいたのは昔から知り合いという居酒屋の大将と「きた越」のパートの女性だけでした。
テレビ?墨丸より若干おおきい20インチでした・・・。

腰すえてサッカーみるのは初めての経験。
私利私欲忘れ、いつしか日本を応援してしまっていた・・・。
けれどもいま思う、「なんで勝ったんや!あほ!」。 以上。

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