208「HOTEL SUMIMARU」

11年2月25日(金)

★今月初めに記した204「サタディ・ペイン」のあの痺れ、ようやく治まりつつあり。

まだちょっと痺れてるけど、ほぼ一ヶ月完治せずですぞ!
前回わざわざ病院に行ったこと理解できますでしょ?

2月27日(日)

★酔ったあげくにベンチでゴロリ。

そのまま朝までって宿泊常連客、男女問わず結構いらっしゃるんですけれど、墨丸会員510号ブンちゃんにはまいります・・・。

土曜深夜残っていたお客さんは男性2名。
そんな中、2時前にやってきたのが、ブンちゃん。
「お、暴力団ご来店!」と私にいわれるほど、いかつい顔立ち。おまけにいつものサングラス姿(でも見かけによらず素直な独身好青年)。

この時間ご来店ちゅうことは・・・
「ブンちゃん、酔ってるやろ?」「酔ってるかいな!」「もう眠たいやろ?」「眠とうなんかないわ!」「寝たらあかんで」「寝るかいな!」
・・・彼の返答はすべて反語のようなものです。

ブンちゃん、十数分後には椅子に腰掛けたまま、もうイビキ・・・。
「ま、ええわ、今夜は男のお客さん二人もいるし、どうにか起こせるやろ」というのはブンちゃん、先日は洗面所からなかなか戻ってこないなと見にいくと彼、何を勘違いしたのか、わざわざ靴と靴下脱いで、便器に抱きつき熟睡中。
昨年の今ごろは、熟睡中に椅子から転がり落ちて、それでも目覚めず床の上で熟睡。体格良すぎ重たすぎるので私一人でベンチに引き上げることもできず、このときは大量の新聞紙かぶせて朝まで・・・。

そうなんです。
ベンチやソファで寝てくれればいいものを、ブンちゃん、所かまわず寝てしまうのが難なんです。

と、そのブンちゃんのイビキに触発されてか、お客のひとりがソファへ・・・そのとき、「ドサッ!」
あ〜ブンちゃん、また椅子から転げ落ちました。打ち所悪かったら死ぬで、これ。

カウンターで飲んでいたお客のお一人「だ、大丈夫ですか!?」
「慣れてんねん。彼も慣れてるわ・・・まだイビキかいとる」
・・・とまたそれに触発されたのか、そのお客もベンチへ・・・。
なんや!今夜は集団お泊りかよ〜。

まだ週末の深夜3時前。
でもこれでは仕事になりません。
ドア開けたらフロアに男がごろり。
かつ、あちこちに男がゴロリ。・・・なんかの事件現場みたいやもん。
・・・店閉めました。

そしての日曜朝。
店のドア開ける音と共に「コーヒー飲ましてや」との男性の声。
あ、宿泊者ら帰ったんや、ドア鍵かけてないわ・・・で「すんません、ランチタイムまだなんです〜」と、そのお客さんから死角の狭っくるしいソファから寒さに縮こまったまま我返答。

昼過ぎ、ブンちゃんからの電話で再度目覚める。
「マスター〜、ランチやってる〜」「やれるはずないやろ〜。あんたのおかげで寝るとこなかったんや〜」(折りたたみベッド広げれずで)、「あはは、ごめん、ごめん」「あ〜、その言葉何回聞いたことか!」「あはは、夕べお金払ってないけど、いくら?」「680円」「え、あんまり飲んでなかった?」「あなたはいつも寝るだけ!」

ま、酔っても帰巣本能なのか、うちに来てくれることはありがたいことです・・・。
ブンちゃん、うちのフロアでは死んでくれるなよ。

3月1日(火)

・・・ブンちゃんのおかげで、風邪ひいてしまった。
ブンちゃんより先に死ぬわ・・・。 以上。

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