224「ぐわっ?!」

11年11月22日(火)

★う〜む、この本、手にとった理由、覚えてません。
「イニシエーション・ラブ」なんて題名の文庫本。
背表紙の題名みただけでは決して手にとらない類の本。

・・・著者の乾くるみの文春文庫「リピート」解説に「あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が『リプレイ』※に挑んだ仰天の傑作」とあったゆえその「イニシエーション」を手にした気もするけれど、その「リピート」手にした理由これまた覚えていず・・・。
※43歳の男が気がつくと18歳の自分に戻っていて人生をやり直そうとするのだが・・・という世界幻想文学大賞受賞の傑作本。

あ、思い出した。
なにかの書評で好評だった彼女の「セカンド・ラブ」を探しててだった。

が、この「イニシエーション」、解説に「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。『必ず二回読みたくなる』と絶賛された傑作ミステリー」とあり、「手にしてよかったわ〜!」とゾクゾクしながらその最終ページにむけ読み進み・・・ん?これってミステリー?

合コンで出会った男女の単なる「青春小説」やんか?
が、目次に「サイドA」「サイドB」とある。
・・・う〜む、サイドAは主人公の真面目な男子学生目線で描かれているから、Bでは初心な年下の彼女目線で描かれ、男が思ってる彼女の姿からかけ離れた暗〜い一面があらわになるんだろうか?・・・と、期待しつつBのページに・・・あれ?これまた男目線じゃん!どこがミステリーやねん!と読み進んでのラスト、「ぐわっ?!」

一瞬、なにがなんだか分からなかった。
う〜ん、これはまさに驚愕の二行!
歌野晶午の傑作「葉桜の季節に君を想うということ」の意外すぎる顛末に匹敵で、評価はおまけの(一箇所不明な点ありで。でもこれ書くとネタばれ)5/5。で、やっぱり二回読んでしまいました・・・(読むと、また違う発見が)。

★昨夜は恒例「墨丸忘年会」!

出席者14名(欠席2名)。♂9名、♀5名。初参加5名。

午後8時から二時間呑み放題、ホルモンすき焼き、ホルモン鍋、味噌鍋三種でサービス価格お一人3500円(値打ちありましたわ〜)。
ラストオーダー後もその注文の酒で約1時間呑み続けることができました。これも値打ちありましたわ。店主さん、ごめんなさいね。
で、このあと何人かと店に戻ってまた呑んで、気絶したかのように14時間も眠り続けてしまいました・・・。

次回は12月31日午後9時か10時から当店で開催予定!
乞うご参加! 以上。

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