23「死神博士とマダム・ポンポコリン」

5.17wed/2006
★歯車が狂い続けて

本日は休業日です。
会員732号エフ氏の招待でミナミへとでかけます。
招かれたのはボクと、エフ氏の当店での飲み仲間705号マダム・ポンポコリン。

エフ氏は土曜と水曜日、仕事帰りにミナミで飲む日と決めておられ、ミナミからの帰りの午前2時半頃、必ずといっていいほど当店にお寄りになる、通称「おとうさん」(常連のG嬢などは親しみこめて「死神博士」と呼んでおられますが・・・)
その死神博士、い、いや、エフ氏とは千年町の彼の行きつけのスナックで、わたくしめがマダム・ポンポコリンをお連れしての午後9時に合流する約束。

この日は雨。
そして当店の毎月いちばんヒマな「魔の19日」(墨丸の定説)間近な、これまたヒマな水曜日でもあるので、ま、休んでもええやろという気分の日(事前告知しておりましたがこの日来られた方ごめんなさい)
が、「歯車が狂った日」でもありました・・・。

★クルマトラブル

午後遅く、長居の青空駐車場で車を降りた途端、車内にキーの束置き忘れに気づきました(歯車狂1)

でも大丈夫。
ENEOSもROADNETカード持っていました。
う〜ん、初めてロードサービスなるもの使えるぞ〜と、さっそくサービスセンターに電話。

やさしい声のおねえさんが「30分から40分後に伺いま〜す」とのこと。
このおねえさんが来てくれたらいいのになぁ、なんてありえぬことを一瞬妄想してしまいましたが、女は魔物といいます。声だけではわかりません。
だって、当店のお客サンのテレホンクラブ嬢の方なんて、「同僚なんてみんなお化けばっかしよ」とおっしゃってましたし・・・。
ま、30分では来ないでしょと思ってましたら、雨ンなか40分以上もたたずんでしまいました・・・(歯車狂2)

で、堺からようやく到着の頼もしき騎兵隊のような「カギの王様」スタッフお二人、雨ンなか立ち代り入れ替わり、鍵穴とにらめっこ。
ま、いくら頭脳明晰でも肛門科医、耳鼻咽喉科医、歯科医だけにはなりたくないと(だって人生大半ソコみて過ごすなんて・・・。先生方ゴメンナサイ)、常々思ってるボクにとってはうらやましい技術職。
でも、「おいおい、もしかしてあけられんの?」と思い始めてようやく開錠。所要時間約30分。それも雨ンなか・・・(歯車狂3)

「カギの王様」(う〜ん、王様の末っ子クラスかも)いわく「最近のキーは複雑で一般の鍵屋ではムリな場合も多いんです。で、奈良の十津川村まで出張したこともあるんです」。ご苦労、ご苦労。
で、請求は「通常9,660円ですが、会員価格3,990円です」
この特殊クソカギはこうして別途費用がかかったのでした・・・。
ちなみにボクの車は外車などではなく、1300CCのホンダの中古車です(歯車狂4)

★マダムトラブル

予想外に時間とお金がかかってしまいました。
作業中、マダム・ポンポコリンに「地下鉄ホームで待ち合わせしましょう」とメールしていましたので急いで長居駅へ。

うむ、いらっしゃいません。
「いま、どちらですか?」とメール。
返答ありません。
ケータイの電話番号教えてもらってません。
知っているのはメールだけです。
ホームで待つこと約30分。
ようやくの返信、「難波のホームかと思いました」
「・・・・」(歯車狂5)

で、難波のホームへ。
いらっしゃいません。
「1〜10番出口方面ホームでいます」とメール。
返答ありません。
待つこと10分近く。
う〜む、う〜むとホームの端から端の方に歩いていくと、まったく逆のところをうろうろしてらっしゃるではありませんか。

う〜む、いまからどういう動物的行動するんだろと興味抱き、しばし離れて観察していますと、さらに離れて千日前線の方に行きかけるではありませんか。
あわてて声かけました。
ま、ムリもありません。
ボクのメール、いまだマダムに未着でした。
とにかくいままでのメールすべてが届くのが遅すぎたようです。
ちなみにマダムはボーダフォン、ボクはドコモでありました・・・(歯車狂6)

★タイムトラブル

さて地下から地上へ。
雨は降り続いています。
そんなこんなではや疲れ始めたボクにとって、仕事休めた理由のこの雨もいまやうっとおしい限りです。
「疲れたから喫茶店に」というマダムの頭つかんで、「そもそもだれのせいやねん!」(・・・ボクが発端でしたが)と、揺さぶってもやりたい気分に。

でもボクは羊の皮をかぶった羊です・・・。
羊でも、酒も飲まずに喫茶店で女性と相対するなんて趣味はありませんし、それではと、お目当ての「クライング・フィスト」(韓国のボクシング映画)、「インサイドマン」(ジョディ・フォスターの最新作)、「ジャケット」(着ると未来を見通してしまうジャケットの話)の映画看板探し歩きました。
けれど、どれも未公開かこの地では上映していないかでした。
実は早めにミナミに出てきたのも、これら映画みたさゆえだったのですが・・・(歯車狂7)

はたまたそれではと、通りすがりの路地奥にみかけた「町屋風居酒屋」の看板、そこに行こうか、と雨ンなか。
が、看板ギラギラ点灯してるのに準備中・・・。
そうか、まだ5時前でした。
じゃ近くで開いてる回転寿司に入ろうとするとマダム、「ここタバコ吸えませんけど」
う〜む「疲れとタバコ、どっちとるんじゃい!」と、はたまた頭を揺さぶりそうになるのをじっとガマンしつつ再び雨ンなか、探し歩いて「市場寿司」へ・・・(歯車狂8)

こんな時間に日本酒飲むと回りがはやいもんです。
疲れるだけです。
ボクは酒飲みですが、なぜか朝酒、昼酒はうけつけません。
ですから昼間のお花見も参加したことがありません。
昼間の結婚式の酒も美味しいと感じたことがありません。
ですから花嫁も綺麗にみえたことがありません。
ま、正統派酒飲みなんでしょうか・・?

寿司屋でさらに時間をつぶそうとしても金がかかるばかりです。
そうだ、近所にジュンク堂がありました。
先日からあちこちの本屋で探して見つからない中山義秀「テニヤンの末日」、青土社「ヴォイニッチ写本の謎」、講談社現代新書「性の用語集」、新潮文庫「精神病棟の20年」、文春文庫「カルトの子」、竹本健治「フォアフォーブスの素数」を探そうとでかけました。
でも本屋って、本に興味のない人と入るのはダメですね。
手持ちぶさたそうな同伴者が気になって、ゆっくり本を探すなんてできやしませんでした・・・(歯車狂9)

で、ウェンディーズでハンバーガーとコーヒーを注文して雨宿りしてみましたけれど、まだ2時間ほども時間をつぶさねばなりません。
でももう食べたくも飲みたくもありません。
こういう状況は初めてです。
マダムが「彼女」なら「ホテルへ」(うむ、そうであっても疲れ果てててそんな気にもなりませんが)、また予定がなければ「バイバイ」できるんですが・・・。

★スケジュールトラブル

とりあえず待ち合わせのスナックを探すことに。
でもあっけなくみつかってしまいました・・・(歯車狂10)

そのビルの一階は焼鳥屋。
雨も降り続いているので仕方なくまた時間つぶしに入りました。
そこでエフ氏ご招待のお返しにお連れしようと、本日予定している当店のお客さんのバー「TREK」場所を店の大将から借りたミナミの地図で確認。
本日ここまでの収穫といえばこれぐらいというのが悲しいではありませんか・・・。

焼鳥一品でうだうだと時間をつぶし(うだうだと書き綴るな、と皆さんお思いでしょうが)よ〜やくの8時1分。
もうガマンの限界です。
先に行っといてもええやろ〜、と二階の待ち合わせのスナック「夢横丁」へ。

う〜ん、「おとうさん」のイメージからは予想外のお店でした。
しっとり落ち着いた和服の似合う中年女性のお店かと勝手に想像していたのですが、私たちの前、カウンター越しにびっしり(そう、隙間なくびっしりと)立ち並んだ5人は全員20代の女の子。
ほかにお客はいず、同伴のマダムがいなければどぎまぎするよう雰囲気です。
「面接みたいやん。されてるような、してるような」・・・(少々、歯車狂12)

ま、招待日でもなければ彼女たちに「一杯どうぞ」ともいえるンですが(人数多すぎるのがコワイですが)、人様のお金ではそんなこともできず悶々とし始めたらすぐお客さんたちが入ってこられました。
たちまち満席近い状態です。
結構流行ってるお店です。
で、ホッと一息。

9時ちょうど「死神博士」、い、いや、エフ氏来店。
さすがA型人種です。
「時間厳守ですねぇ!」というとエフ氏、仕事が早く終わって仕方なく居酒屋で飲んでいたとか。
おたがい皆ロスの多い日だったわけです・・・。
(そういえばマダム・ポンポコリンもA型でした、が・・・)

そしての12時前、予定のバー「TREK」へ電話。
休みでした・・・(歯車狂13)

このあとエフ氏行きつけの(ジャニーズ事務所の元歌手がオーナーという)串かつ屋へ。
でももうボクは酔っちまってよく覚えておりません・・・。
元ジャニーズ系歌手のお名前が思い出せないのが少し心残りです・・・。

5.20sat.
★また我慢

本日より喫茶の部、「土曜休日」になりました。
担当の我が妻タヌコ「やっぱし、しんどい」らしいです。
また看板等書き換えねばなりません・・・。もう慣れましたが、彼女のワガママというかそんなことに振り回されるのに・・・。アッ、そういえばマダム・ポンポコリンにも・・・。
はい、これで喫茶は「土・日・祝」が定休日です。
うらやましい、です・・・。

「死神博士とマダム・ポンポコリン」完

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