30「罰則を?」

1.16tue/2007

★運転中に?

1月12日付朝日新聞に、「運転中の喫煙に罰則を」との投稿文が掲載されていた。
その42歳の女性いわく、「対向車がぶつかってきたので(実際ぶつかったのかどうか文面からは不明)相手に事情を聴くと、たばこの灰がひざの上に落ちてびっくりしたため、とのこと。運転中は携帯電話の通話が禁止されているが、同様に、大事故につながりかねない運転中の喫煙も早急に禁止し、罰則をつけるべきだ」と。

読み終えていや〜な気分になった。
ナチに迫害されるユダヤ人にでもなったような気分になった。
この方の言い分は、お喋りに夢中になってて(喋るな)、音楽に聴き入ってて(コンポのスイッチは切っておけ)、缶ジュースをこぼして(飲むな)、赤ちゃんの泣き声が気になって(子供は乗せるな)というようなことに通じるのではないか。

いえるものなら我輩も「新幹線に子供は乗せるな!通路走り回って迷惑や!」と叫びたい。「42歳にもなってこんなこと投稿するヒマ人は強制労働させろ」と言いたい。
が、だれもそこまでは言わないだろうし、言えないだろう。
次元がちがうのだ。
運転中にたばこを吸っていて「灰を落とし」、それが「膝に落ち」「びっくりして」、そして「ぶつかる」というそれぞれの確率がいったいどれだけあるというのか。

★止めたい朝日

そのころ朝日の天声人語に、健康へのリスクについてのBBCニュースの1年間の記事本数でそのリスクによるとみられる年間の死者数を割り、記事1本あたりの死者数を概算した内容のコラムが掲載されていた。
それによると死者数が多いほど危険の割りに報道が少ないというのだ。
筆頭が喫煙で約8,600人。次が肥満で7,500人。エイズは20人。狂牛病は0.5人。
喫煙や肥満は狂牛病に比べるとニュースになりにくい、しかし健康への影響を考えればもっと報じられてもいいという内容だった。

その天声人語に迎合したわけではないだろうが、重箱の隅を楊枝でほじくり出すような、嫌煙ブームの話題に便乗したにすぎないようなこの種の投稿を掲載する朝日の「言いたい」というこの日のお題は「言いたい放題」にすべきだったのではないか。
で、日頃も気に食わぬ朝日購読やめようと思ったら我が妻タヌコめ、景品につられてまた1年購読延長してしまっていた・・・。

★貧乏ゆすりが?

そんな時、いや〜な気分を忘れさせてくれた記事が横にあった(我輩、単純なのだ)。いわく「貧乏ゆすり なぜ?」

貧乏ゆすりは、個人の癖でなく生まれながらに持っている原始的な動き云々とかなんとかよくわからん解説の後、「冷えの解消につながる」という箇所で目からウロコ。

貧乏ゆすりを3分続けるとふくらはぎの皮膚温が1度近く上がり、約20分のウォーキングに相当するという。
高齢者向けの健康教室で貧乏ゆすりを採り入れているところもあって、集中力を増したりリラックスしたりもできるらしい。
米国でも「体内に余っている過剰なエネルギーを消費できる」との研究もあるとか(過剰なエネルギーとやら欲しいくらいだが)

「貧乏ゆすり」は「貧乏ぶるい」「貧乏ゆるぎ」ともいわれて「貧乏な人は、寒さや空腹で震えていたため」からの呼び名とか。
江戸時代の「われらのやうな金持ちの膝を揺るがすをも、なぜ貧乏揺らぎとはいふぞ」なんて疑問視した言葉も紹介されていた。

パソコン置いてるこの部屋冷えるから、さぁ、今日から貧乏ゆすりだ・・・癖になったらど〜しょう。

「罰則を?」完

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