61「ドリーム、か・・・」

5.28non/2007

★小鳥

土曜の夕暮れだったか、店の二階踊り場からなにげなく表をみてると、目の前20センチ位の手すりの上に小鳥がとまった。
くちばしの両脇に白い筋のはいった茶色の小鳥だ。
それが我輩を見つめるではないか?
顔を近づけても逃げようともしない。
目と目をあわせつつ、一瞬「虫の知らせ」かと思った。
即座にこいつは虫ではないと気づいた。
飼われていた鳥か?
子供の頃からいくども鳥を飼ったがこういう小鳥は店頭でもみたことがない気がした。
数分もそうしてただろうか、そっと手をのばすとさすがに飛びたった。
そしてどこかで待っていたんだろう、おなじ大きさの一羽の鳥と空中でじゃれあうようにしながら飛び去った・・・。

何かの化身だろうか?
我輩になんの邪心もないのを知っていたんだろうか?えへへ・・・。
もしかしてなにか幸運を運んできてくれたのか?
で、次のことを思うわけ・・・。

5.29tue.
★宝くじ

ドリームジャンボの販売終了間近だ。
あの小鳥のおかげで宝くじ、当たったら・・・。

かつて、ライブラリー・バーのような店をオープンさせたいと思った。
が、お客に愛蔵本を持って帰られたら、これはゼッタイ戻ってこないと経験上分かってそんな夢を見なくなってしまった。
トヨタのプリウス買って気ままに日本1周してみたい。
・・・金があるんだからハイブリッド・カーでなくてともいいんだと気づいた。
週休2日制にしたい。
・・・小市民的すぎるかと最近思えてきた。
常連サンを沖縄にご招待したい。
・・・これはいますぐにでも実行したい。

店舗付住宅を購入したい。
一度でいいから(いままでの三店舗は我輩の素人設計ゆえ)すべてが満足できるよう専門家と相談しつつ、きちっと設計施工のうえ新規オープンさせたい。
・・・店内外はヴィンテージウッド(単なる古材でもいい)で、古色蒼然たる仕上げに(リタイア後は我輩の趣味とホームバーとするのを目論んで)。看板ださず小さな店名プレートだけの完全会員制(辺ぴな場所でよし。なんの店か分かってくれずとももういい)
会員には会員番号刻印入りキーをお渡しし、ドアは通常ロックのホントの隠れ家バーだ。
新規会員は我輩と特別会員たち(あなた)の判断で入会是非を決定。
営業時間は9時から1時頃か。もうあくせくせんでもええんや・・・。
フードは我輩手作り渾身の料理一品がメイン(これはあくせくにつながりそうやから保留)
ボトルキープも採用し、気ままに飲んでもらうのもいいなぁ。
そして月か週に1回は非会員入店可能日とし、入会を受け付けたり・・・。

で、我輩は終夜そこに閉じこもり、お客のいぬ間(来なくてもいい)映画と本の世界に浸り続ける。
愛飲のボトルはアーリータイムスからターキー50°にかえ(みみっちい)、酔っ払えば二階住居にひきこもりジャグジーで疲れをとる・・・そうだ、会員用宿泊スペースももうけよう。

うぁ〜、楽やなぁ。
広告宣伝費もいらんし月末首吊ること考えんでええし、店の椅子で寝てこわばった体で翌朝銭湯にいかんでもええし、気狂い水飲んでなに喋ってるかようワカランお客相手にせんでええし。

1億円はいるか?
ま、我が人生、強運ゆえ(らしい)、諸君、楽しみにしていたまえ。
・・・が、月末だ。ドリームジャンボ買う金が、その金が、ない。

くちばしに白い線の入った小鳥よ、長生きしろよ〜。
と、思い出してしまった。
小学生の頃、仕掛けたワナか拾ったかで子スズメを手に入れたことがある。
翌朝、子スズメいれたカゴに面した窓の外、向かいの家の屋根にズラリと何十羽ものスズメがならんでこちらをみていた。
あ〜、今思えばなんで返したらんかったンやろ?
その子スズメはすぐに死んでしまった。
これは呪われてるのかもしれん、あの小鳥はその使者かもしれん・・・。

★「今夜の迷言!」

「それにしても消化してたのに消化されてしまう皮肉なボクの運命・・・」

亀田の柿の種の小袋に印刷されてるイラストと文言が好きだ。
お客サンに柿の種をお出しするたびにあとでそれを読もうと何十枚も輪ゴムでとめて保管していたのに、店舗移転のさい捨ててしまっていた・・・。
今回ひさかたぶりに新シリーズのそれを目にする。

今回のシリーズ、題して「けなげ組会員番号42(ホルモン)」
いわく「失礼な名前だと思わない!?一説では食べずに「放るもん」を大阪弁で「ホルモン」と言ったとか・・・格安グルメのスターなのに!骨付きカルビやタン塩だけが焼肉じゃないっての・・・」で、冒頭のグチにつづくわけ。

ちなみに同時印刷されてる会員番号41は「だし昆布」
「生まれ変われたら全部食べてもらえるおでんの昆布や鰊の昆布巻きがいいナ・・・」とけなげだった。

「ドリーム、か・・・」完

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