69「ムン・グニョン」

8.8.wed./2007

★うれしいけれど・・・

最近少々マイナス思考だったけれど、O型血液の我輩ゲンキンなもんで、初来店の男性お二人「ええやんか、ええやんか!千代田にこんな店出来て!一階やったらええのになぁ、外から中みえたらもっとええのになぁ!宣伝すべきですよ!みんな知りませんよ、この店!」なぁんていわれると、うふふ、もうちょっとガンバロっか、と思ってしまう単純な我輩・・・。
来られた方そうおっしゃられるたびに勇気づけられるンだけど、いかんせん、そんな言葉頼りで生きながらえているようなこの状況、なんとか打破せねば・・・。

8.10.fri.

★心に残らず・・・

あいかわらず朝方帰宅後眠りにつくまでビデオ映画をみている。
そういえば本は読んでいない。新聞の書評・広告欄せっせと切り抜いてはいるんだけど。でも、あいかわらず目覚めた後まで記憶に残っている映画がなんと少ないことか。

前回映画評価してから、う〜ん・・・思い出せるのは(ということは「みて損なし」程度か。5/5なら即日このページに書き込むもの)、芸達者ジム・キャリーの「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」、ピーターパン原作者を描いたジョニー・デップの「ネバーランド」、スピルバーグの復讐劇「ミュンヘン」(終始飽きさせぬ展開だったのにこれさえ忘れかけていた)、トム・ハンクス(声)の「ポーラ・エキスプレス」、役所広司がほんの端役で出ていた名匠五社英雄監督79年作の時代劇「闇の狩人」(再見だけど迫力あり)・・・と少々消化不良気味。で、とっておきの隠しだま、韓国映画「私の頭の中の消しゴム」をみることにする。

8.13.mon.

★ムン・グニョン

で、み終わるのに今日の朝までかかった、「私の頭の中の消しゴム」
秀作「ラブストーリー」のソン・イェジン主演ながら前半の、美男美女を単に見せつけているような展開のなんと退屈なこと・・・。
何度もテープをストップさせては眠り込んでの繰り返し。ようやく後半40分、主人公のアルツハイマーが顕著になり始めた頃からか、一気にみれたのは。
ラストのファミリーマート店内での「ここは天国なんですか?」のセリフには泣けたけどの、3/5。

そうそう、それでこの映画を思い出した。
ドリュー・バリモアの「50回目のファースト・キス」
事故で24時間しか記憶を保てなくなった彼女に彼氏が毎回恋させようとするラブコメディー。
コメディー物はみる気が起こらぬのについみ始めると、ジム・キャリー作品ふくめ結構秀作が多い(グゥイネス・パルトローの「愛しのローズマリー」なんてお客サンにビデオ貸しまくったほど)。
本作もそうで、本来なら悲惨な題材なのにそれを真面目に笑いに転化してしまうアメリカ映画に脱帽。ただ主演男優のアダム・サンドラーが、劇中「タマゴ頭!」といわれるように、魅力なさすぎるのが難。

え〜、話が脱線したけれど、この方面(韓国ドラマ・映画)アマ専門家の我が妻タヌコによると、韓国版「世界の中心で、愛を叫ぶ」と共に、元の日本ドラマ「私の頭の中の消しゴム」の方が格段にイイらしい。
でも我輩の好きな「猟奇的な彼女」はたぶん篠田和幸監督92年作の青春映画「薄れゆく記憶のなかで」(菊池麻衣子、堀真樹主演)のパクリだと思っているのだけれど、これはこれで双方傑作だったが。

で、いまだ中途半端な気分一掃するにはこれしかない。
が、みてしまったら当分「楽しみ」が・・・。
我輩唯一、韓国女優名を覚えている「韓国の妹」「国民の妹」と賞されるムン・グニョンの「ダンサーの純情」だ(佳作「純愛中毒」の監督作)。
ドラマは、中国朝鮮自治区から偽装結婚で韓国に入国した素人少女が一流ダンサーになるまでの物語。

「おまえのその笑顔、その子供っぽいしぐさがうんざりなんだ!」と劇中罵倒される場面があるが、彼女のその仕草はまさに「妹」。
う〜ん、彼女をみてるだけでシアワセな気持ちになるほどの稀有の子役。といってもすでに20歳らしいが。それとそんな子役が現実に生きていると考えたらこれはちょっとコワイほどだけど。
連続ドラマ「秋の童話」少年少女篇(ゼッタイ泣ける5/5)にも出演してるが、その他映画作品は以下の通り。

箪笥(たんす)     (03年)
永遠の片思い      (03)
マイ・リトル・ブライド (04)
ダンサーの純情     (05)
愛なんていらない    (05)

久方ぶりにほほえましく、泣ける4/5・・・。

「ムン・グニョン」完

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