176「我輩はバカである 後日談」

4.23fri/2010

前回の「我輩はバカである」の、今回はその後日談。

★発見

本日、自宅の三男から店に電話。
「紛失物見つかったって警察からハガキきてるけど」

紛失届けた交番には、「ほとんど店にいますんで見つかれば店に連絡を」と頼んでいたのに、と思いつつ、後刻ハガキを持ってきてくれた息子の車で住吉警察署へ。

う〜む、前回記述の「願い」が天に届いたのか、札以外(10円玉2枚は残)宝くじふくめすべて届けられていた(現金も、と願ってればよかった・・・)

ただお役所仕事、交番からの被害届けが本署にまだ届いていなかったようで、品物受け取ってから30分以上も待たされ、受付嬢「すみませんねぇ、もうしばらくお待ちくださいね」
先だっての免許再交付時と違い機嫌のいい我輩、笑顔で「いいです、いいです」

その足で、盗られていなかった宝くじ交換に。
そうなんです、「ツキが回ってきたかもしれん。みんなを連れての沖縄ツアーは3泊にするか4泊にするか・・・」と嬉々として。
・・・結果、いつもなら100円、200円は当たるのに、今回なぜかゼロ円。やはり我輩バカである。

★いきさつ

4.24sat.
拾得者の方にお礼行。
近所のワンルームマンションに住む40歳前後の男性。

20日早朝、夜勤帰りに店付近の路上片隅でずぶ濡れの、チャック開いたままのカバン拾い、携帯電話が入っていたので捨てられたものでないと判断。その足で交番に持参したとのこと。
ありがたい。頭が下がります、雨の中(日本という国だけらしいではないですか、拾得物が届けられるというのは)。川に捨てられるとか家に持って帰って金目のモノすべて取り去りゴミ袋に、などと思えばこれは不幸中の幸い。

でも!
それならば同日夕刻、我輩が交番に届けた際、すでにカバンは同じ交番に届けられていたのだ!
この数日の行動がすべてムダだったのだ!
「天は我を見放したかぁ」と嘆いていたけれど、「天はわしをおちょくってた」と今は、思う・・・。

★「今夜の本!」

最近読書意欲低下中。
傑作本にもめぐり合っていません。そのせいかも・・・。
一応読み止めにした篠田節子さんの短編集が1冊出てきたので読む。

「静かな黄昏の国」(角川文庫)
印象に残ったのは「リトル・マーメイド」
大きさ2ミリほどの学名マーメイド・リマキナというウミウシの類の海洋生物。一匹60万円。拡大鏡で見ると伝説の人魚そっくり。それを遺伝子組み換え技術により数十倍の大きさに。で、一匹600万円に。が、大量飼育による人気の低下で6千円まで値崩れ。そんな中、とあるきっかけで一人の青年がそれを食べてみると、思いがけなくも珍味!ネットでたちまち噂が広がり高級食材となるのだが・・・という奇妙な味の作品集。評価4/5。

「異邦人」(半村良。祥伝社文庫)
処女作だったか、故・半村さん描いた現代の吸血鬼伝説「石の血脈」は傑作で、「伝奇小説」というジャンルを確立させたのも彼。亡くなって久しく、読むのも久しぶり。
選挙違反で逃亡中の男がとある町に。なぜかその町は居心地よく、つい長居していると町から出れなくなっていることに気づき・・・と前半は興味津々。が、そこに時空の歪みとやらの話がでてくると、有り得ない話からどっぷり引き込まれて・・・といういつもの面白みが本書では皆無。2/5。

「運命のボタン」(リチャード・マシスン。ハヤカワ文庫)
キャメロン・ディアス主演、5月ロードショー予定の映画原作本、というわけで買ったんではなく、若いころファンだった作者の久しぶりの新刊ゆえ。ウイル・スミス主演の映画「アイ・アム・レジェンド」の原作者(原作邦題「吸血鬼」)の短編集。
表題作は、見知ら訪問者が夫婦に奇妙な申し出を。届けられていた装置のボタンを押すと大金が無償で手に入るが、世界のどこかであなた方の知らない誰かが死ぬことになる、と。さて、夫婦のとった行動は、という作品。この数ページの物語をどう映画化するのでしょ?興味あり。彼の50〜70年代の秀作集です。4/5。

「我輩はバカである 後日談」完

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