229「悲しき、年末」

12.27tue/2011

★ビデオテープ

はぁ、もうまた正月だ。
人生、30歳越えると3年刻みで酒に弱くなっていくことに気づいた。
いつしかそれが気にならなくなった頃には音速状態で時が過ぎ去っているのではあるまいかと思えるほど月日の流れが速く感じられはじめた。
死期をおぼろげに悟り始める頃にはそれはもう光速的日々の流れではないだろうか・・・。

我輩寅年ゆえ猫科の本能でか最近、死を身近に感じ始めているそんな昨今思うに(これはすでに光速の域か?)、膨大な書籍、録画ビデオテープ、これら未見在庫分、たぶん死ぬまですべてに目を通すことはもう不可能に近いのではあるまいか(いや、どう考えても不可能だ)
それも、「録画」しているということはイコールたぶん「傑作」なわけで、これはもう切歯扼腕の日々。

とくに録画ビデオテープについては、これまた膨大な枚数に及ぶ録画DVDをまずみて、さぁ今度はテープを・・・という近未来には、ビデオデッキなる昭和の遺物はどこを探しても見当たらずの世の中であるのは確か。
そのときには、現存デッキのテープからまるそれをなだめすかしつつ、かつ三倍録画の画質の悪さに悪態つきつつの日々がもう目に見えるようで。これは画像鮮明なるDVD出現など予測もしていなかったゆえのこと・・・。

ならばである。
テープを先にみればよいではないか、と人々は助言するであろう。
もっともなご意見である。
が、そこがО型の我がちゃらんぽらんな性格。
90%のそれらが、ラベル題名未記入なのだ。
連続ドラマなど、見はじめてさぁ、次のは・・・?
そこで地団太踏む己が姿がもうまたまざまざと予見できるのであって、そんな悲劇は少しでも先延ばしにしたいというのが人情ではあるまいか。

★宝くじ

宝くじさえ当たればそんなささいなことなど気にせずしての、ゆったりとした読書三昧、映画三昧で夕暮れ時迎えた頃、下駄を鳴らして近所の居酒屋で読書談義、映画談義の酒宴生活が待っているというのに。

先日も30年来の友人かつ宝くじを共に買いつづけ、お互い当たれば10%分進呈しあおうと固き友情に基づく固き約束交わしているその友人が言った。
「年末ジャンボ買ったか?」
「買った・・・」
「何枚買った?」
「6枚・・・」「ろ、6枚!そんな買い方どないしてするねん!」
「・・・千円で。ジャンボ3枚と百円宝くじ1枚で計千円。それを二店舗で」「あほかぁ!そんなんで当たるはずないやんか!」

宝くじは統計上、買いはじめて5年目と20年目で高額が当たるという説がある。
友人は我輩より後発で、(なのに!)5年目にして50万当選。
「はい、すみちゃん、約束の5万円あげる」
「(ホクホク)」
「さぁ、それ返して」
「・・・」

当時我輩サラリーマン既婚者。彼、独身。
彼は優雅な独身生活反映し、仕事終われば「すみちゃん、飲みにいこ!」「金ない」「ボーナス払いでええから!」と、悪魔の化身に誘われるまま借財重ねての飲酒生活。
その借財分取り上げられたわけで、いやいや、そんなことよりこやつは枚数多けりゃ当たると思っている。
数ではない、運なのだ。
恋愛も数ではない。運で一人の理想の女性にめぐり合えてこその愛なのだ。
・・・わけわからんようになってきた。

★そして、年末

とにもかくにもこうしてまたもや年末が加速度的にやってきた。
イブの夜は14時間労働という繁忙日だったというのに、明けての25日と本日などは地獄の蓋が開いてしまったごとき閑散日。
こんなときには手付かずの年賀状宛名書きでもすればよいものの、めんどくさいこと先延ばしにしてしまう己が性格呪いつつ、だらだらとこんなことを書き綴って時間をつぶしてしまっている・・・。

で、決意。
来年からは、月の営業を29日間とす!
そして膨大なビデオテープ類を処理する奮闘努力の日々とし、飽きればいざ居酒屋へ!

31日ある月は2日も休めるわけで・・・ん?1月は正月休みで1日と2日休むからもうあとナシで、2月は、無休、ではないか・・・。
ならば来年からは、日曜日は一応早閉まいとしょう!
サラリーマンのアフターファイブ的余暇の時間をつくって云々・・・たぶんやけど。

こうして悶々として迎える年末近しの明日28日は我輩の誕生日。
毎月28日は、誕生日プラス創業日(7月28日)ゆえ、一品もしくは飲食後のコーヒーサービスあり。よろしく!

かつ、労働者諸君!学生諸君!青少年諸君!良いお年を!

「悲しき、年末」完

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