282「墨丸の或る日曜日◆

11.4tue/2014

★「墨丸の或る日曜日」、その結末に続く結末が!
注:本文読む前に前作をお読みください。

28日午後2時には新携帯が我孫子ドコモショップに入荷予定。
今日はまず銭湯行(携帯の忘れ物がなかったか再確認するつもり)、続いてグルメシティへ忘れ物のタバコを取りに行き、そしてドコモショップだ。
なぁんか忘れ物処理の半日であるなぁ。

我輩の銭湯用バッグは、業務スーパー提供のあの大型黄色バッグ。
バッグに防水用にと大きめのポリ袋を入れ、そこに洗面器と洗面用具。その上に濡れたタオル用の小袋、さらに新しい下着と古い下着用のふたつの小袋を重ねてるわけで・・・。

さて、銭湯に出かけようか。
着替え用意し収納するため、バッグの中身を順に出していく。
と、最後の洗面器現れたその瞬間、洗面器とバッグの底の間、その隙間にチラリと見えたのは!
引っ張り出してみると(引っ張りださずとも・・・)、あの紛失したはずの携帯、だった。

紛失に気づいた日曜日、この銭湯用バッグも確認したのだ。
が、バッグの底にきっちりはまってる洗面器とバッグの底の間に携帯があるなどと誰が考えようか?(考えるか?)
携帯濡れぬよう一番上の乾いた袋に入れるもんだろうし、バックに入れる場合はいままでもそうしてきた。何かの拍子に落ち込んだのか?
むむ、バッグに数種類の袋を詰め込んでいたせいで呼び出し音が聞こえなかったのは理解できる。
が、あの「通話中」は何だった?
濡れていたための誤作動?
濡れていたかどうかは不確かだけど・・・濡れるというより湿っていたかも程度で誤作動もありえぬ?

しかしそんなことはどうでもいい。
こういう場合、どうなるのだ?
確か、「見つかった場合、返却」と電話での紛失連絡時にドコモ担当者が言っていたけれど、この5年前の携帯を使い続けることになるのだろうか?

とりあえず、グルメシティで忘れ物のタバコを受け取る。
出てきたのは、「マイルドセブン」のボックス?
「あの〜、エコーですけど」
・・・我輩の他にも「忘れる間抜け」がいたのだった。

続いて、ドコモショップへ。
紛失分発見時の返送用封筒を渡される。
とりあえず「見つかりました」とは言わず、手にした新品携帯手にしつつ聞いてみる。
「その場合これを返送?」
「いえ、発見商品を」
へぇ〜、多少費用かかるけれど、失くしたと虚偽の申告で新品手に入るってことやん?
「こんな昔の機種がよく残ってたもんですねぇ」と我輩。
「珍しいですねぇ」と店員さん。
虚偽申告なんて考えず、大事に使おうっと。

店を出て「あっ、新携帯追加料金支払い忘れてた!」(一瞬、得したか、と)
明細みる。トータル請求「3240円」。その横に「定期請求」と。
そやった、紛失連絡時に「請求書加算」って言われてたわ・・・。
ああ、浅ましい根性。

★まだまだ続く、そしての29日水曜日。

あの謎が心の片隅に引っかかっている。
捜索中の「通話中」だったのはなぜか?
あれがすべての発端みたいなものだ。

土曜日から水曜にかけ極端に店がヒマで(日本シリーズのせい?)、おかげで昨日から今日にかけてこの謎のことを始終思い出しては悶々としていた。
が、気づく!もしかして!?

固定電話の発信履歴をチェック。
と、話し中の三回の発信履歴その番号、本来の「6961」を「9691」と押し間違えていたのだ!
相手が出ていれば「そのボクの携帯いまどこに?」なぁんて、気が狂ってるかと思われるようなトンチンカンなセリフを吐き続けていたのであろう。ああ、恥ずかし。
時をおいてかけた呼び出し中の番号は正しくプッシュしていた。
その時、呼び出し音が洗濯用具バッグの底の底の底で無意味に鳴り響いていたのだ。

番号プッシュし間違い?って?
そりゃそやろ、店のオープン時刻迫り来るという要素重なってのある種パニッ状態やったんやから。
でも、「ああ、わしはサスペンス映画の冷静至極な主人公のようにはなれんタイプやなぁ」、と思い知った次第。

★「今夜の本!」

「幸福な生活」(百田尚樹/祥伝社文庫)
以前、墨丸会員851号ボクちゃんにどんでん返し小説の乾くるみ「イニシエーションラブ」、歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」を紹介したことで、彼が「これなんかどうです?」と手渡してくれたのが本書・・・。
19話の短篇集。
構成が凄いのは、すべての作品がページめくったラストページ冒頭にただ一行、短い言葉で「オチ」が記されてるってこと。
特に最初の短編「母の記憶」に続く「夜の訪問者」「そっくりさん」の三編にはもう言葉もありませんでした。評価4/5。

「戻る男」(山本甲士/中公文庫)
タイムスリップ物の映画や小説好きな我輩に、会員734号チャンさん「これまるで駄目でした。マスター評価4/5位だったらおかしいんじゃないかって思いますよ」と手渡されたのが本書・・・。
スランプに陥っている作家のもとに届いた案内状、「タイムスリップできます」。過去に戻れなかったらその費用50万円は返金云々に主人公は半信半疑ながら申し込む。と、戻れたのだった。
いや〜、一気読みでしたわ。
そのタイムスリップ方法については想像通りでしたが、「我輩も過去に戻れたら・・・」のうなづけるストーリー展開には「ボクだって50万出す!」の気分に。かつラストの締めくくりもいいではありませんか、チャンさん?すみません、我輩おかしい?・・・で、 4/5。

★「今夜の名言!」

エイリアンに誘拐される家族の恐怖を描いたホラー映画冒頭の字幕、SF作家アーサー・C・クラークのこの言葉に惹きつけられみた「ダークスカイズ」より。

「宇宙に存在するのは我々だけなのか?それとも違うのか?そのどちらも恐ろしい」

不倫テーマのテレビドラマ「昼顔」は秀作だった。
そのラストでのヒロインの独白。

「激しい幸せを望んじゃいけない。ささやかな幸せこそ大切なもの。
でも、人は欲望のために一生を棒に振ることもあるのです。
誰かと一緒にいたい。誰かを愛したい。それはみなただの欲望かもしれません。愛に生きることに酔っていた私。無謀な恋に夢中な愚か者は忘れようとしていました。運命は決して、罪を犯した人間にはやさしくないということを」

★「今夜の映画!」

10月鑑賞録画16本中のオススメは、「台風の夜」で紹介したディカプリオ主演の「ブラッド・ダイヤモンド」

早送りつまらん作は、1959年日仏合作アラン・レネ監督「二十四時間の情事」
作家マルグリット・デュラスの脚本かつ永年見逃していた作品ということで期待。
戦争で共に心に傷を負った岡田英次(フランス語が流暢!)とフランス人女性との出会いと別れを、戦後の広島で、人前でイチャイチャしつつ(外人監督ゆえだろう)、別れる、別れないだけのやりとりが延々と続く退屈なそれは、単なる軽薄極まりない浮気ドラマ。

「墨丸の或る日曜日」完

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