326「新・恐るべき空白Α 確率の問題(中)

11.14mon/2016

★今度は60%・・・

11月某日、我が住むKN市のとあるスーパーに買い物に出かけ、味覚障害継続中ゆえあいかわらず朝から何も食べていずの午後4時過ぎのこと。
少々空腹感ありで、先ほど買った握り飯を車の中でほうばりつつ(※)、スーパー内の古書コーナーで見かけた1冊を買うべく、バッグからその店のポイントカードを取り出す。
※ と記すと握り飯がウマそうかもだが、これがほぼ無味。昨年の症状下(味覚障害に加えての、空腹も喉の渇きも感ぜず)の方がある意味地獄ではなかったか・・・。

実は握り飯食べ終えたら帰宅するつもりだった。
が、その本「人はこれほどまで残酷になれるのか」と帯にある、世界史上比類なき陰惨な海難事故を描いた記録文学「難破船バタヴィア号の惨劇」という単行本をみかけたのだ。
題名を知っているということはすでに手元にあるのか、それとも高価ゆえ買いたいと思いつつも買えなかった本なのかが不確かで、自宅本棚で有無確かめ出直そうと思っていたのだが・・・。
3時過ぎにスーパー駐車場に乗り入れ、あと1時間近くは無料駐車可だし、高価なそれがたったの100円だったし、出直すくらいならばとこの日に買ってしまうことにしたのが、間違いだった・・・。

古書コーナーにて。
これまた目に止まった吉村昭の短編集「遅れた時計」(吉村さん作品はめぼしいのはほぼ持っているけれどこういう題名のは?)、半村良の短編集「およね平吉時穴道行」(彼の作品もほとんど持っているけれど、こういうダサいイラスト表紙のなんて覚えがない?)と、ほか2冊と共に計5冊購入。

書店にいると瞬く間に時が過ぎゆくもので、そろそろ2時間無料駐車目一杯だなと、それでも余裕を持って駐車ゲートに向かい・・・駐車券を精算機に入れると、「駐車料金は200円です」

「な、なんで!まだまだ2時間ちゃうぞ!・・・いや、3時過ぎに入場したと思ったのが勘違い?」と連なってくる後続車大いに気にもしつつあわてて小銭を探し・・・「いや、精算機が狂ってるんだ、文句言うたろか。いや、狂うものだろうか?いやもう証拠がない?」云々と、金の問題ではなくこの理不尽さに全思考奪われつつ帰宅。
で、我が本棚チェックすると、「バタヴィア号」があった(帯が付いている、いないで装丁見誤っていたか。いや、そもそもこんな我輩好みの題材本、高かろうが手に入れずにいられるわけがなかった)
「遅れた」もあった。「およね」は表紙デザイン違いのが、あった。

で、5冊中3冊という60%の損失割合かつ、たった100円の本が発端で無駄本に加え駐車料金までをも徴収されるという(※)、我輩にとっては誠に理不尽極まりない、でもあなたにとってはどうってことのないのが今回のお話。

が、この60%、表題の「確率」という点に当てはまらぬではないかと思われるだろう。が、我が人生振り返るとこのたぐいのミス、思慮分別のなさが多々見受けられるのだ・・・。
今回も吉村さんの本は不可抗力としても、他の2冊はもう少し、ほんの少し考えると「すでにあり」と思い当たるはずなのに、目前のエサに後先考えずすぐ喰らいついてしまう小魚の如き(比例して脳ミソもちっこい)浅はかな行動が我が人生において常に60%くらいは優に占めている・・・と今回改めて思い知ったわけで・・・。

※このスーパー駐車場、2時間無料じゃなくって90分だった・・・。アホやん?

「新・恐るべき空白」 つづく

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