354「今夜の映画!」レッド・リーコン1942)may/2017

6.22thu//2017

ガジュ丸評価基準。
5〜4が「秀作以上ライン」(5は「ぜひ!」的作品)、3.5は「損ナシの佳作」、3は「普通」、2〜1は「駄作ライン」
NF=ノンフィクション。※=再観作品。

★「今夜の映画!」

01.「インディペンデンス・デイ:リサージェンス 」2016/アメリカ/ローランド・エメリッヒ監督/3.0
02.「ピンクとグレー」2015/日本/行定勲/3.5
03.「華麗なる一族」1974/日本/山本薩夫/3.0
04.「踊る大捜査線 ヤツらを開放せよ!」2010/日本/本広克行/3.5
05.「フィフス・ウェイブ」2015/アメリカ/J・ブレイクソン/3.5
06.「ディライツ・エンド」2016/アメリカ/ウイリアム・カウフマン/3.5
05.「ミッシング・サン」2015/アメリカ/リード・モラーノ/3.0
06.「グッド・ネイバー」2016/アメリカ/カスラ・ファラハニ/3.5
07.「ライト/オフ」2016 /アメリカ/デビッド・サンドバーグ/3.5
08.「レッド・リーコン1942 ナチス侵攻阻止作戦」2015/ロシア/レナト・ダブレトヤロフ/4.0
09.「死霊館 エンフィールド事件」2016/アメリカ/ジェイムズ・ワン/3.5
10.「アドレナリン・ドライブ」1999/日本/矢口史靖/3.5
11.「ノック・ノック」2015/アメリカ/イーライ・ロス/3.5
12.「赤い天使」1966/日本/増村保造/3.5
13.「悪名」1961/日本/田中徳三/3.5
14.「続・悪名」1961/日本/田中徳三/3.5
15.「新・悪名」1962/日本/森一生/3.0 
16.「シティ・ヒート」1984/アメリカ/リチャード・ベンジャミン/2.0
17.「パフェクト・ルーム」2014/ベルギーetc/エリック・ヴァン・ローイ/3.5 ※
18.「マギー」2015/アメリカ/ヘンリー・ホブソン/3.0
19.「ペリカン文書」1993/アメリカ/アラン・J・パクラ/3.5 ※
20.「特捜部Q キジ殺し」2014/デンマークetc/ミケル・ノルゴート/3.5
21.「普通じゃない」1997/イギリス/ダニー・ボイル/3.5 ※
22.「世界から猫が消えたなら」2016/日本/永井聡/3.5
23.「エミリー 悪夢のベビーシッター」2015/アメリカ/マイケル・セーリーン/3.5
24.「続・新悪名」1962/日本/田中徳三/3.0
25.「第三の悪名」1963/日本/田中徳三/3.0
26.「青天の霹靂」2014/日本/劇団ひとり/3.5
27.「悪名市場」1963/日本/森一生/3.0
28.「悪名波止場」1963/日本/森一生/3.0
29.「悪名一番」1963/日本/田中徳三/2.0
30.「ダ・ビンチ・コード」2006/アメリカ/ロン・ハワード/3.0
31.「天使と悪魔」2009/アメリカ/ロン・ハワード/3.0
32.「愛と裏切りの銃弾」2014/アメリカ/マイケル・マーティン/3.5

★「断念!映画」
「面白くなさそう」と中断してしまった、「断念=残念」映画は?

「任侠野郎」2016/日本/徳永清隆
「ダブル・チェイス」2011/カナダ/アダム・カーキー
「ヒーローマニア」2016/日本/豊島圭介
「高台家の人々」2016/日本/土方政人
「海を感じる時」2014/日本/安藤尋
「罠 少女の誘惑」2015/韓国/ポン・マンデ
「オオカミ少女と黒王子」2016/日本/廣木隆一
「逃れの町」1983/日本/工藤栄一

★我が住む街、KN市がキライな理由のひとつ判明。

勝新太郎の映画を幼少時、垣間みたせいだった・・・。
三つ子の魂百までとはよく言ったもので、勝新主役「悪名」シリーズいずれかの作品で、河内弁イコールガラの悪さというマイナスイメージが幼い純な脳裏に刷り込まれ、河内という単語はもとよりヤクザ映画、勝新という俳優までもが好きでなくなってしまっていたのだ。

で今回、そんな作品を初めてまともに観てみた。
それも8作も(WOWOWで)
というのも、1960年代初頭から始まったこの映画、白黒テレビに観客が奪われていなかった時代ゆえなのか、年に数作も制作される、テレビ番組のような連続ドラマ仕立て。
例えば、勝新演ずる河内八尾の暴れん坊・朝吉を慕う田宮二郎演ずる「モートルの貞」(モートル/オランダ語。英語のモーター)が2作目ラストシーンであっさり殺され、「え、どうなんねんッ」
すると次作で、貞の「弟・清次」(田宮二郎の二役)登場などと、途中の作品見逃すと、新たに登場の人物と朝吉とのつながりなどが皆目わからなくなってしまうのだ。

また、朝吉という人物、ヤクザ嫌いの義理と人情にあつい一匹狼で(ヤクザの親分に祭り上げられてしまう回もあるが)、酒がこれまた一滴も飲めぬという弱みもある男との設定も今回初めて知った次第。ま、終始ヤクザ相手に奮闘の物語なんだけど。

第二次大戦下の徴兵時代はさみ(この辺りは勝新の映画「兵隊やくざ」シリーズと混同してしまった)、愛する女房(のちに事実上の女房となる中村玉緒)との生き別れや「八尾の朝吉」として名を馳せていく過程描いた初期作品は、朝吉を慕うオカマ役者の茶川一郎、朝吉らの名をかたる偽物コンビの芦屋雁之助と小雁、これまた清次の名をかたる偽物役の藤田まこと、出前持ち役の白木みのるら当時の関西喜劇役者が続々と出てくるのも懐かしく見応えありなのだが、4作目以降はワンパターンの勧善懲悪ドラマと化している。

9話目を録画し忘れ8話止まりとなったのは幸か不幸かだけど、名匠マキノ雅弘監督の15作目、大映倒産後、勝新自ら製作の第1作と2作のリメイク版最終作なんてのは観てみたし、今東光の原作も読んでみたしの感。・・・いったい何作あるんだろ?

★5月の推薦作!

愛する家族が留守の雨の夜、二人の若い女が電話を貸してと訪れ、生真面目な主人公(キアヌ・リーブス)がつい招き入れてしまって運の尽きとなるドラマ「ノック・ノック」。三人の子のベビーシッターが子供たちの前で次第に「本性」あらわしはじめる「エミリー 悪夢のベビーシッター」などは今の世にありそうな異常な出来事を描き、共にB級作品ながら見ごたえあり。

残念なのは「レッド・リーコン1942 ナチス侵攻阻止作戦」
残念といっても「ナチス侵攻阻止作戦」というセンスのない副題がだ。
先月紹介の同じロシア映画「スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望」も内容にそぐわぬ大げさな邦題で、良質な作品ゆえ呆れるより腹が立つほどだったけれど、本作など「レッド・リーコン1942」(赤い偵察部隊か)だけで充分と思えるのだけれど。

物語は、山中の小規模なソ連軍砲兵陣地に補充兵が配属されてくる。が、それが女性兵士ばかり。うんざりする隊長の男性曹長のもとに山中で二名のドイツ兵発見との報告。曹長は地上戦に素人の5名の女兵士を引き連れドイツ兵を捕虜にすべく出発。が、遭遇した相手は十数名もの精鋭破壊工作部隊だった・・・。
人里離れた山奥で、戦闘に未熟な女性兵士らと精鋭との死闘が繰り広げられるこの「レッド・リーコン1942」が今月のオススメ!

「今夜の映画!」may/2017 完

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