500「コロナ禍の錯覚」

9.25.fri/2020

9月23日の水曜日、何度も新聞の日付を見直した。
バイトのある木曜日のような気がして。
で「やっぱり休みやん・・・」と、すごく得した気分に。
こんな経験、初めて。

というのも、春先からのコロナ禍で同年代の呑み友は外出嫌がり、かといって若い世代誘うのは気がひける。ひとり呑みに出かけても、マスク従業員相手では会話もはずまず呑む気も薄れ、人生初の外呑みゼロの日々が続いていた。
※ニュースで梅田新地高級クラブのコロナ対策の模様が映されていた。客(女。ホステス代役か)もホステスも大きなマスク姿。これではまるで透明人間。かつテーブルにはアクリル透明板。こんな雰囲気知るとよけい客足落ちるんちゃう?

★17日木曜のバイト日

この日、飲み会のお誘いが。
といっても、義理の息子からの。彼の女房の我が娘さくらんぼうが「おとうさん、最近元気ないようやから」との発言でとか。彼の同行は我が息子せいざぶろう。
各自仕事終えての19時私鉄駅前集合ゆえ、地元行きつけの「サスケ」はその時間、普通ならば満席の時刻。念の為「墨丸」で予約入れておく。

「予約していた墨丸ですが」と声かけ店に入ると女将さん「なんやぁ、貴方でしたかぁ!」
半年以上もご無沙汰だと我が通称も忘れられ・・・どうりで予約時「お電話番号は?」なんて初めて聞かれ少々戸惑ってもいた。

義理の息子コーちゃんは独身時代、コピーライター専門学校に籍をおいていたとこの夜はじめて知った。
そういえば我輩20代のサラリーマン時代、職場やめてその学校に入るという先輩が「スミちゃんも行けへんか?」と誘われたことが。名ももう忘れた先輩のコピー、我輩見たり聞いたりしてるんだろうか・・・。

コーちゃん在学中、提出したコピーが選考で第4位だったという。それは「鉛筆」のコピー。
「一本、心(芯)が通ってる」
ええやん!これで4位ならばと3位までのを知りたく聞くと、「忘れた」「・・・」
彼いわく「今度は家飲みしましょ、9時から家順番に。で『9時会』!」
ええやん!(名称が)。
このあと「サスケ」ほぼ満席に・・・。

★19日土曜のバイト日

この日も、飲み会のお誘い。
久しくお会いしていない墨丸会員M嬢より。同行はこの方も久しい墨丸会員Cさん。大阪住吉で行きつけの「ちりとり さかもと」で。

この夜もハシゴしたけれど、どこもほぼ満席・・・。
我輩の「自粛」は何だったんだ?
山ン中に住んでると、世間の現実、ホンマわからんわ。

★で、錯覚

いままでは我輩のバイト休日にでかけていた飲み会。それも翌日バイト日は極力避けて。これは天国と地獄隣接しすぎ落ち着かぬゆえ。深酒もできぬゆえ。
それほどなのにこうして仕事日の初めての飲み会。それも二晩。で、日にち感覚が狂ってしまっていたのだ。時差ボケみたいなもん。でも、なんかすっごく得した気分。
どなたか呑みに行こう!もういつでもオッケー!

「コロナ禍の錯覚」完

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