514「今夜の映画!」(12/2020〜1/2021のベストは?)

2.16.火/2021

★「今夜の映画!/12/2020」(今回は寸評なし)

ガジュ丸評価基準。
5「傑作!」 4「秀作」 3.5「佳作」 3「普通作」 2「不満作」 1「駄作?」
NF=ノンフィクション系 ※=再観作 ?=ようワカラン

01.「愛がなんだ」2018/日本/監:今泉力哉 出:岸井ゆきの 成田凌/4.0
02.「ブロードウェイと銃弾」1994/アメリカ/監:ウディ・アレン/4.0
03.「ビューティフル・カップル 復讐の心理」2018/ドイツ/3.5
04.「呪怨 白い老女」2009/日本/1.0
05.「ブレイブ ワン」2007/アメリカ/3.5
06.「秘密のキッス」2014/スペインetc/3.0
07.「mello」2020/日本/2.0
08.「”隠れビッチ”やってました」2019/日本/監:三木康一郎 出:佐久間由衣/4.5
09.「愚行録」2017/日本/3.5
10.「さらば愛しきアウトロー」2018/アメリカ/3.0
11.「あなたの名前を呼べたら」2018/インドetc/3.5
12.「ドアロック」2018/韓国/3.5
13.「天国は待ってくれる」1943/アメリカ/3.5
14.「インスタント・ファミリー 本当の家族見つけました」2018/アメリカ/3.5
15.「無双の鉄拳」2018/韓国/3.5
16.「ゴースト・イン・ザ・シェル」2009/イギリスetc/3.5
17.「ザ・ビッグ・コール 史上最強の詐欺師たち」2017/香港etc/3.5
18.「舞踏会の手帖」1937/フランス/監:ジュリアン・デュヴィヴィエ 出:マリー・ベル/4.0
19.「Uボート:235 潜水艦強奪作戦」2019/ベルギー/3.5
20.「恋人たち」2015/日本/3.0
21.「AI崩壊」2020/日本/2.0
22.「仮面の男」1998/アメリカ/監:ランダル・ウォレス 出:レオナルド・ディカプリオ/4.0
23.「カラスの親指」2012/日本/監:伊藤匡史 出:阿部寛/4.5
24.「9月の恋と出会うまで」2019/日本/2.0
25.「影踏み」2019/日本/2.0
26.「月と雷」2017/日本/監:安藤尋 出:初音映莉子/4.0
27.「聖なる嘘つき その名はジェイコブ」1999/アメリカ/3.0
28.「KIN/キン」2018/アメリカ/3.5
29.「囚われた国家」2019/アメリカ/2.0
30.「サンキュー・スモーキング」2005/アメリカ/3.5
31.「アリスのままで」2014/アメリカ/3.5
32.「人生はシネマティック!」2016/イギリス/3.5
33.「マーシャル 法定を変えた男」2017/アメリカ/3.5
34.「ダーク・タイド」2011/アメリカetc/1.0
35.「ゾンビランド:ダブルタッグ」2009/アメリカ/3.0
36.「スターファイター 未亡人製造機と呼ばれたF-104」2014/ドイツ/3.5
37.「ジェミニマン」2019/アメリカ/3.0
38.「甘い人生」2005/韓国/監:キム・ジウン 出:イ・ビョンホン/4.0
37.「喜望峰の風に乗せて」2018/イギリス/3.5
38.「未来のミライ」2018/日本/3.0
39.「ザ・サークル」2017/アメリカ/監:ジェームズ・ポンソルト 出:エマ・ワトソン/4.0

☆「断念!映画」
「面白くなさそう」と中断した、「断念=残念」映画は?

「シライサン」2020/日本
「容疑者、ホアン・フェニックス」2010/アメリカ
「四季・奈津子」1980/日本
「ほえる犬はかまない」2000/韓国
「HELLO WORLD」2019/日本
「オタクに恋は難しい」2020/日本
「ヒットマン:レジェンド 憎しみの銃弾」2019/イタリアetc
「夏物語」2006/韓国
「シャザム!」2019/アメリカ

☆「今夜の名言!」

「自分の弱さに気づくこと。それこそが人生で最も価値があることだと思う」

(名言とは思わないけれど、劇中会話の流れの中では光ったセリフ。ヒロイン佐久間由衣が鼻くそほじるシーンもあるラブコメ「”隠れビッチ”やってました」より)

ある春の日、風に揺れる枝を見て、弟子が尋ねた。
「師匠、動いているのは、枝ですか?風ですか?」
弟子の指す方も見ずに師匠は笑って言った。
「動いているのは枝でも風でもない。お前の心だ」

ある秋の夜、夢から覚めた弟子が泣いていた。
その姿を見た師匠が不思議に思って聞いた。
「怖い夢か?」
「いいえ」
「悲しい夢か?」
「いいえ、甘い夢でした」
「なぜ泣いている?」
弟子は涙を拭きながら低い声で言った。
「その夢は叶わないからです」

(「甘い人生」からだったか「ザ・サークル」からだったか?)

銃声を耳にしたタクシー運転手「なんだろ?」
そのタクシーに乗りこんだ銃撃犯イ・ビョンホンに運転手「お客さん、銃声が聞こえませんでした?」
イ・ビョンホン「人生が終わる音です」

(これは「甘い人生」から。裏社会のボスの腹心の部下イ・ビョンホンが、ボスの愛人の監視を頼まれる。が、その浮気現場を見逃してしまったことから、組織からリンチされ、一命とりとめたビョンホンは壮絶な復讐を開始する。
墨丸営業時代、ビデオテープに録画するもなぜか二度ともラストの復讐劇残り18分が未録画!で、十数年ぶりにようやく再見。韓国映画ファンだった頃の秀作の一本)

☆「ガジュ丸賞!」

伊藤匡史監督作「カラスの親指」!
道尾秀介原作。悲惨な過去から詐欺師に落ちぶれた男が主人公の、意外なオチが待ち受けている秀作。

「今夜の映画!」(12/2020)完


★「今夜の映画!/1/2021」(今回は寸評なし)

01.「メリーに首ったけ」1998/アメリカ/監:ファレリー兄弟 出:キャメロン・ディアス/4.0
02.「きみがぼくを見つけた日」2009/アメリカ/3.5
03.「母なる証明」2009/韓国/監:ポン・ジュノ/4.0
04.「虐待の証明」2018/韓国/3.5
05.「愛情物語」1956/アメリカ/3.5
06.「グリーンブック」2018/アメリカ/監:ピーター・ファレリー/4.0
07.「グッド・ウイル・ハンティング」1997/アメリカ/3.5
08.「サンセット」2018/ハンガリーetc/?
09.「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」2015/アメリカ/3.5
10.「黒い司法 0%からの奇跡」2019/アメリカ/監:デスティン・ダニエル・クレットン/4.0
11.「ガラスの城の約束」2017/アメリカ/3.5
12.「ナポリの隣人」2017/イタリア/2.0
13.「誰もがそれを知っている」2018/スペインetc/3.5
14.「友だちのうちはどこ?」1987/イラン/2.0
15.「記者たち 衝撃と畏怖の真実」2017/アメリカ/3.5
16.「日本暗殺秘録」1969/日本/3.5
17.「デジャブ」2006/アメリカ/監:トニー・スコット 出:ポーラ・パットン/4.0
18.「ジョジョ・ラビット」2019/アメリカ/3.5
19.「彼女がその名を知らない鳥たち」2017/日本/監:白石和彌 出:蒼井優 阿部サダヲ/4.5
20.「ポータルズ PORTALS」2019/アメリカ/?
21.「誘惑のアフロディーテ」1995/アメリカ/3.5
22.「追憶」1973/アメリカ/3.0
23.「ディレイルド 脱線」2018/アメリカ/3.5
24.「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」2000/アメリカetc/3.0
25.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」2003/アメリカetc/3.0
26.「エース・ベンチュラ」1994/アメリカ/監:トム・シャドヤック 出:ジム・キャリー/4.0
27.「ジム・キャリーのエースにおまかせ」1995/アメリカ/3.5
28.「長沙里9.15」2019/韓国/3.5
29.「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」2015/フランスetc/3.5
30.「女の機嫌の直し方」2019/日本/3.5
31.「仮面病棟」2020/日本/3.0
32.「七年目の浮気」1955/アメリカ/3.5
33.「初恋ロスタイム」2019/日本/3.5
34.「残された者 北の極地」2018/アイスランド/3.0
35.「スパロークリーク 野良犬たちの長い夜」2018/アメリカ/3.5
36.「リトル・モンスターズ」2018/イギリスetc/3.0

☆「断念!映画」
「面白くなさそう」と中断した、「断念=残念」映画は?

「イースター・パレード」1948/アメリカ
「ナイト&ディ」2010/アメリカ
「天気の子」2019/日本
「脱走特急」2019/ロシア
「日本統一」2013/日本
「ともしび」2017/フランスetc
「LOVE HOTELに於ける情事とPLANのはて」2019/日本
「サイバー・ゴースト・セキュリティ」2018/オーストラリア
「キル・オア・ダイ 究極のデス・ゲーム」2016/ロシア
「ロボ A-112」2019/ロシア

☆「映画vs原作」
映像作品と原作、どちらが「優?」

「彼女がその名を知らない鳥たち」
映画監督:白石和彌 脚本:浅野妙子◎ vs 原作:沼田まほかる△

面白本なのに、なぜか心に残らぬ湊かなえと共にの沼田さん原作に比べ、映画作品では阿部サダヲと蒼井優の存在感で心に残る。
下品で貧相、金も地位もない15歳上の男・陣治(阿部)と暮らす十和子(蒼井)は、自分を捨てた過去の男のことを忘れられずにいる。十和子をいちずに愛する陣治に激しい嫌悪の念を抱き邪険にしながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずダラダラと日々を過ごす十和子は、かつての男に似た妻子あるサラリーマンと関係を持つ。ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から、昔の男が行方不明であることを告げられる。その失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子に、衝撃的な事実が待ち受けていた・・・。

☆「ガジュ丸賞!」

時は1962年。黒人差別が顕著なアメリカ南部が舞台。著名な黒人ピアニスト(マハーシャラ・アリ)が白人の用心棒(ヴィゴ・モーテンセン)を雇い、南部への演奏旅行を敢行。その実録ドラマのアカデミー賞作「グリーンブック」が今回の有力候補だったけれど、鑑賞後も心に残り続けた度合いの大きい「彼女がその名を知らない鳥たち」が「ガジュ丸賞!」

けれども今回観たタイロン・パワーがピアニストを演じたジョージ・シドニー監督1956年作「愛情物語」ふくめ、「グリーンブック」での黒人俳優のピアノ演奏場面に惹きつけられ、邦画に比べての音楽映画の制作格差に愕然。
そういえば十代の頃、同世代のタイロン・パワーの娘ロミナ・パワーのファンだった・・・。

「今夜の映画!/1/2021」完

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