519「今夜の映画!」(3/2021のベストは?)

4.22.木/2021

★「今夜の映画!」

ガジュ丸評価基準。
5「傑作!」 4「秀作」 3.5「佳作」 3「普通作」 2「不満作」 1「駄作?」
NF=ノンフィクション系 ※=再観作 ?=ようワカラン

01.「宇宙戦争」2005/アメリカ/3.5 ※
02.「ハロウィン」2018/アメリカ/2.0
03.「嘘八百」2018/日本/監:武正晴 出:中井貴一 佐々木蔵之介/4.0
04.「嘘八百 京町ロワイヤル」2020/日本/3.5
05.「私を月に連れてって」2017/台湾/監:シェ・チュンイー 出:ビビアン・スー/4.0
06.「ベスト・キッド3 最後の挑戦」1989/アメリカ/3.5
07.「ベスト・キッド4」1994/アメリカ/3.5
08.「移動都市 モータル・エンジン」2018/アメリカ/3.0
09.「ドミノ 復讐の咆哮」2019/デンマークetc/3.5
10.「サクライロ」2012/日本/3.0
11.「シックス・センス」1999/アメリカ/3.5 ※
12.「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 」2020/日本/1.0 
13.「太陽の蓋」2016/日本/3.0
14.「薔薇色のブー子」2014/日本/監:福田雄一 出:指原莉乃/4.0
15.「アンダー・ユア・ベッド」2019/日本/3.0
16.「セラフィム・フォールズ」2006/アメリカ/3.5
17.「プライス 戦慄の報酬」2019/カナダ/3.5
18.「TRICK ラストステージ」2014/日本/3.0
19.「マンイーター」2017/アメリカ/3.5
20.「ラスト・ムービースター」2017/アメリカ/3.5
21.「TIME タイム」2011/アメリカ/3.0
22.「シークレット・ウォー ナチス極秘計画」2020/イギリス/2.0
23.「ザ・ソウルメイト」2018/韓国/3.0
24.「疾風ロンド」2016/日本/2.0
25.「シー・フィーバー 深海の怪物」2019/アイルランドetc/3.5
26.「ブルージャスミン」2013/アメリカ/3.5
27.「グリーン・ゾーン」2010/アメリカ/3.5
28.「聲の形」2016/日本/監:山田尚子/4.0
29.「青い珊瑚礁」1980/アメリカ/2.0
30.「ブルーラグーン」1991/アメリカ/1.0
31.「ブラック・クランズマン」2018/アメリカ/3.5
32.「男はつらいよ お帰り寅さん」第50作/2019/日本/監:山田洋次/4.0
33.「EXIT」2019/韓国/3.5
34.「ロマンスドール」2020/日本/3.5
35.「サスペリア」2018/イタリアetc/?
36.「X-トーナメント」2018/イタリア/?
37.「地獄への道」1939/アメリカ/3.5
38.「地獄への逆襲」1940/アメリカ/3.5
39.「バイオハザード」1991/アメリカ/3.5 ※
40.「スキャンダル」2019/アメリカ/3.5
41.「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷」2019/アメリカ/3.0
42.「ロング・キス・グッドナイト」1996/アメリカ/3.5
43.「カラー・アウト・オブ・スペース」2019/ポルトガルetc/3.0
44.「プライベート・ウォー」2018/イギリスetc/3.5

★「断念!映画」
「面白くなさそう」と中断した、「断念=残念」映画は?

「his」2020/日本
「二十才の微笑」1993/日本
「108 海馬五郎の復讐と冒険」2019/日本
「アンノウン・アタック 未知からの襲撃」2020/アメリカ
「ある船頭の話」2019/日本
「オクトパス・イン・ニューヨーク」2001/アメリカ
「アビゲイル クローズド・ワールド」2019/ロシア

★「今夜の名言!」

「1000回恋に落ちたが、心から愛したのは・・・一回だけだ」
(「ラスト・ムービースター」より。バート・レイノルズのセリフ)

★3月の「ガジュ丸賞!」

40年後に続編が製作されるなんて、それを観る年齢になってしまっていたなんて・・・2018年の新作「ハロウィン」だ。
ハロウィンの夜に殺人を重ねたブギーマンことマイケルが、事件の40年後に脱獄。再び惨劇の夜がというスプラッター。
主演は、どうしてこの方が女優?父親の大物俳優トニー・カーチスのおかげ?と、かつても今も思ってしまう馬面女優ジェイミー・リー・カーティスが前作での生存者役で出演。
マイケルは死んだんじゃなかったっけ?かつ「40年後の」という二点だけが心に残った不満作。

40年ほど前の作品といえば、全作観たと思っていた1984年からの「ベスト・キッド」シリーズがある。
1989年の「ベスト・キッド3 最後の挑戦」、そして若きヒラリー・スワンク主演の1994年「ベスト・キッド4」は、共にその存在自体知らなかった(「3」までの主演ラルフ・マッチオはどうしてるんだろ?)。
ともに軽いタッチながら安心して観れる娯楽作。
最新作に2010年の中国版「ベスト・キッド」もあるけれど、反日の影響で中国語も韓国語も耳にしたくない昨今ゆえ、これはパス。

続編といえば、古美術品の贋作めぐる古物商や鑑定士の世界描いた「嘘八百 京町ロワイヤル」は、その虚々実々の裏社会が面白可笑しく観れての収穫コメディ。でも前作「嘘八百」観ていなければ面白さ半減だろう。

サバイバル物ファンなのになぜか当時観る気がしなかった1980年「青い珊瑚礁」は、客船が難破し少年少女二人が漂着した無人島で思春期迎え・・・というブルック・シールズ出演作(そうそう、彼女が当時美少女ともてはやされ、彼女を見せるだけの映画じゃないかと思って観なかったんだ)。
で、1作目の原題が「ブルーラグーン」。その続編の原題が「リターン・オブ・ザ・ブルーラグーン」(1991年)で、邦題が「ブルーラグーン」・・・なぁんか安易。
内容はというと、これは安易そのもの。
前作で島を脱出した二人が小舟で漂流中に死亡。
船内に残された彼らの子供を救助した船がこれまた難破。
その子は乗客の子と共に前作の島に漂着。
で、前作同様の物語が繰り返されるだけ。
が、この続編、若きミラ・ジョボヴィッチが出演していて、それだけでラストまで観てしまった・・・。

もっと古い作品では、実在のアメリカ西部のお尋ね者、ジェシー・ジェームズの生涯描いた「地獄への道」(1939年。ヘンリー・キング監督)と、その正統的続編「地獄への逆襲」(1940年。フリッツ・ラング監督)が。
大物俳優ヘンリー・フォンダとタイロン・パワーがジェームズ兄弟演じ、鼠小僧次郎吉のような弱き民衆のヒーローという彼らのことをこの2作品で知ることができました。

シリーズ物といえば、邦画の「男はつらいよ」だ。
シリーズ映画の金字塔である。
BSで全50作放映のソレを毎週録画。で、全作鑑賞目指していたけれど、デッキ録画容量なくなって他作品録画できず、泣く泣く全作消去。ま、今後も放映アリだろう・・・。
録画分で観たのは12作まで。
しかし、未見の第50作「お帰り 寅さん」(2019年)は録画を残しておいた。寅さん本人が最後の出演となった第48作「寅次郎紅の花」(1995年)から20余年を経て、寅さん周辺の人々のその後を描いた画期的な作品としておまけの評価「4」。
NHKで放映のドラマ「少年寅次郎」は渥美清さんそっくりの少年が演じており、寅さんファン必見作だ。いまのところ2作放映だけど、これはシリーズ化期待。

亡くなった俳優を主人公にしたようなアメリカ映画もある。
2018年逝去の、我が青春時代のアクションスター、バート・レイノルズ最後の主演作「ラスト・ムービースター」(2017年)だ。
世間から忘れ去られた往年の大物俳優が映画祭に招待される。
が、それはチンケでコアな若者ファン主催のしけたミニ映画祭・・・。
老年のレイノルズと全盛期の彼がCGでスクリーンに映し出されると、CG駆使した「お帰り寅さん」同様、もう感無量・・・。

サバイバル劇と共にタイムスリップ劇も我輩の好みである。
台湾で小室哲哉にスカウトされた女子高生エンペイは、東京で安室奈美恵再来の歌姫を目指していたが・・・出張で台湾から東京を訪れた元男子同級生ジョンシャンは、彼女が芸能事務所の掃除婦として働いている姿を目撃する。
「交通事故をきっかけに、1997年の台湾にタイムスリップした男。恋と夢に破れ、悔いの多かった高校生活をやり直すために、彼がとった行動とは・・・。小室哲哉と張雨生が一世を風靡した90年代と現代をつなぐSF青春ドラマ」という、第13回大阪アジア映画祭ABC賞受賞作「私を月に連れてって」が、3月の「ガジュマル賞」!

「今夜の映画!」(3/2021)完

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