533「今夜の映画!」(8/2021のベストは?)

9.30.木/2021

★「今夜の映画!」

ガジュ丸評価基準。
5「必見!」 4「推薦!」 3.5「損なし」 3「普通」 2「不満!」 1「駄作?」
NF=ノンフィクション系 ※=再観作 ?=ようワカラン

01.「海底47m 古代マヤの死の迷宮」2019/イギリスetc/監:ヨハネス・ロバーツ/3.5
02.「Swallow/スワロウ」2019/アメリカ/監:カーロ・ミラベラ=ディビス 出:ヘイリー・ベネット/3.5
03.「ウルフズ・コール」2019/フランス/監:アントナン・ポードリー/3.5
04.「17歳のウィーン フロイト教授の人生のレッスン」2018/オーストリアetc/監:ニコラウス・ライトナー/3.5
05.「鬼手」2019/韓国/監:リ・ゴン/3.5
06.「インセプション」2010/アメリカ/監:クリストファー・ノーラン/?
07.「アンノウン・アタック 未知からの襲撃」2020/アメリカ/1.0
08.「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」2018/フィンランド/監:クラウス・ハロ/3.5
09.「悪の偶像」2019/韓国/監:イ・スジン/?
10.「ジャングルランド」2020/アメリカ/監:マックス・ウインクラー/3.5
11.「リトル・ジョー」2019/アメリカ/監:ジェシカ・ハウスナー/3.5
12.「一度も撃ってません」2020/日本/監:阪本順治 出:石橋蓮司/3.5
13.「ストーカー 3日目の逆襲」2020/アメリカ/監:ジョン・ハイアムズ/3.5
14.「イップ・マン 完結」2019/中国etc/監:ウイルソン・イップ 出:ドニー・イェン/3.5
15.「魂のゆくえ」2018/アメリカ/2.0
16.「エイス・グレード」2018/アメリカ/3.0
17.「真犯人」2019/韓国/3.0
18.「ある少年の告白」2018/アメリカ/3.0
19.「アンダー・ウォーター」2020/アメリカ/監:ウイリアム・ユーバンク/3.5
20.「フォートレス・ダウン 要塞都市攻防戦」2019/シリア/3.0
21.「アサルト33:要塞病棟」2021/アメリカ/3.0
22.「ボルベール 帰郷」2006/スペイン/3.0
23.「スペシャルアクターズ」2019/日本/監:上田慎一郎/3.5
24.「薬の神じゃない!」2018/中国/監:ウエン・ムーイエ/3.5
25.「喜劇 女は男のふるさとヨ」1971/日本/監:森崎東 出:森繁久彌/3.0
26.「喜劇 愛妻物語」2019/日本/監:足立紳 出:濱田岳/3.5
27.「星の子」2020/日本/監:大森立嗣 出:芦田愛菜/3.5
28.「エンツオ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」2019/アメリカ/監:サイモン・カーチス/3.5
29.「まともじゃないのは君と一緒」2021/日本/監:前田弘二 出:成田凌/3.5
30.「ウイッチサマー」」2020/アメリカ/3.0
31.「マーシャル・ロー」1998/アメリカ/3.0
32.「ゴーストシップ」2002/アメリカ/3.0
33.「記憶屋 あなたを忘れない」2020/日本/監:平川雄一朗 出:芳根京子/3.5
34.「だれもが愛しいチャンピオン」」2018/スペイン/監:ハビエル・フェセル/3.5
35.「レイジング・ケイン」」1992/アメリカ/3.0
36.「弥生、三月 君を愛した30年」2020/日本/監:遊川和彦/3.5

★「断念!映画」
「面白くなさそう」と中断した、「断念=残念」映画は?

「キネマの天地」1986/日本/監:山田洋次
「ペコロスの母に会いに行く」2013/日本/監:森崎東
「ヴィランズ」2019/アメリカ/監:ダン・バーグetc
「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」2018/カナダetc/監:ライアン・ジョンソン
「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」2018/カナダetc/監:グザヴィエ・ドラン
「出国 造られた工作員」2018/韓国/監:ノ・ギュヨブ
「陰日向に咲く」2008/日本/監:平川雄一朗
「追龍」2017/中国etc/監:バリー・ウォンetc
「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」2019/アメリカ/監:ジョー・タルボット
「寝ずの番」2006/日本/監:マキノ雅彦
「バーチュオシティ」1995/アメリカ/監:ブレッド・レナード
「14の夜」2016/日本/監:足立紳
「在りし日の歌」2019/中国/監:ワン・シャオシュアイ
「イントゥ・ザ・サン」2005/アメリカ/監:ミンク
「さよなら、僕のマンハッタン」2017/アメリカ/監:マーク・ウエッブ

★「ガジュ丸賞!」

海中の檻からサメを観察していた姉妹。事故で檻が海底に落下。そしての酸欠プラスサメの襲撃という極限状態描いた「海底47メートル」の続編が「海底47m 古代マヤの死の迷宮」。
今回は海底に沈んだマヤの遺跡が舞台という遺跡ファンにとってはゾクゾクする設定。女子高生4人が無謀な(まさに無謀な)ダイビングでその遺跡に迷い込み・・・前作のほうがリアル。

米ソ冷戦時代、偶発戦争ふくむ数々の人類破滅テーマの小説が出版された。そのなかに、ユージン・バーディックの1962年作「フェイル・セーフ」がある。
アメリカ戦略空軍の指令で核爆弾搭載の爆撃機編隊がソ連へと向かう。ミスが判明し爆撃機に帰還命令が伝えられるが、一編隊がソ連領域内に侵入。ソ連側の謀略の可能性があるため侵入後の本国からの通信ふくめすべての連絡手段がシャットアウト。核戦争を避けるためアメリカ軍の情報のもとソ連空軍に次々と撃墜される爆撃機。が、ただ一機、モスクワ上空に達する。祖国を、そして愛する家族を守るため。そこで米ソの下した決断は・・・。後半、涙なくしては読めぬ傑作だった。
その現代版が、爆撃機ではなく潜水艦が主役のフランス映画「ウルフズ・コール」。「フェイル・セーフ」の映画版「未知への飛行」に比べると緊迫感に欠けるが、何十年ぶりかで「フェイル・セーフ」を思い出させてくれた。

でも今回、なぜか引き続き記す気力がなくなって、はや一ヶ月・・・以降はいまでも印象に残っている作品を簡単紹介。

「リトル・ジョー」
研究室の新種の植物の花粉が人を狂わせるという一風変わったアイデアで惹きつけられたスリラー。
「一度も撃ってません」
落ちぶれたハードボイルド作家の石橋蓮司は殺し屋からネタを仕入れて小説を書き続けている。が、ある日、思わぬトラブルに巻き込まれ・・・阪本順治監督のブラック・コメディ。そもそもプロの殺し屋なんて日本にいるのか?知人の元刑事に聞いてみた。「何百万かで殺人請け負って捕まること想定したら割に合わんから、まぁおらんやろ。中国マフィアはわからんけど」とのこと。もう一度観てみたい作品。
「ストーカー 3日目の逆襲」
あおり運転を受けた女性が陥る3日間の恐怖。今やありふれた題材ながら最後まで目が離せない。
「薬の神じゃない!」
金儲けのため安価なジェネリック薬の密輸を始めた男。が、患者の悲痛な境遇を知ってしまい・・・中国での実話。こんな良心的な映画が中国も作れるんだ?
「喜劇 愛妻物語」
売れない脚本家の濱田岳とDV妻の水川あさみの悲惨な日常を描く。「コレってもしかして本性?」と思わせるほどの水川さんの演技?がすごい。
「まともじゃないのは君と一緒」
「喜劇 愛妻物語」同様、数学オタクでコミュニケーション力ゼロの男役の成田凌の存在感ある演技に注目。
「星の子」
宗教にのめり込む方、みるべき・・・。

8月の「ガジュ丸賞!」は、「こんな映画、どうしたら作れる?」と感嘆。知的障害者チームのバスケットチームのコーチとメンバーの絆を描いた「だれもが愛しいチャンピオン」!スペインのアカデミー賞といわれるゴヤ賞受賞作。

「今夜の映画!」(8/2021)完

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