569「今夜の映画!」(6〜10/2022のベストは?)

11.01.火/2022

6月から9月の4ヶ月間、掲載なしとなったこのコーナー・・・記録メモ何枚か散逸してしまったからで。
これじゃ・・・と10月に専用ノート用意してみたけれど、メモ紛失で気力失せてのその実行は11月からに。
で、この空白期間のうろ覚えの作品群のなかから「ガジュ丸賞」だけでもと、とりあえず選出。プラス10月分も。

ガジュ丸評価基準。
5「傑作!」 4「オススメ!」 3.5「損なし」 3「普通」 2「不満!」 1「駄作?」
NF=ノンフィクション類 ※=再観 ?=ようワカラン

★「今夜の映画!」

6月
「オールド」2021/アメリカ/監:M・ナイト・シャマラン/4.0
リゾートホテルの専用ビーチで宿泊客が経験する異常な出来事。
その閑静なビーチでは、子供は急速に成長し大人は急速に老化し死に至るという、なぜか時間の流れが急速かつ脱出不可能な場所だった・・・シャマランの久方振りの秀作。ラストの’現実’描写がないほうが、かもだけど。

7月
「黒い画集 あるサラリーマンの証言」1960/日本/監:堀川弘通 出:小林桂樹/4.0
松本清張の短編「証言」を映画化したサスペンスの秀作。
不倫先の女の家から出てきたところで知人と出くわしたサラリーマン。後日、殺人容疑で逮捕された犯人はその知人の男。知人はその犯行時刻には犯行現場から遠く離れた場所でサラリーマンと出会ったとアリバイを主張。が、サラリーマンは不倫がばれるのを恐れ、嘘の証言を重ねて・・・実直そうな小林桂樹さんがそのサラリーマン役にぴったり。で、よりリアル感ありの、’映画俳優’健在の古き良き映画をあらためて思い起こさせてくれた作品。
こうした一般人の日常生活での「落とし穴」を描いた映画や小説が好みだ。ゆえに我輩からすれば特異ともいえる私立探偵、警察、ヤクザ、医療テーマの作品は観ず、読まずの傾向大。

8月 「ガジュ丸賞」候補あるものの・・・
「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」2020/スウェーデン アメリカ/監:ミカエル・マルシメーン/3.5
飛行中の小型機の機長が急死。乗客の男女ふたりの運命は?・・・その後の展開、記憶欠落。

「すべてが変わった日」2020/アメリカ/監:トーマス・ベズーチャ 出:ケビン・コスナー ダイアン・レイン/3.5
亡き息子の妻が再婚先で家庭内暴力を受けていると知り、助けに向かった夫婦は?・・・その後の展開、これも記憶欠落。

「ハラがコレなんで」2020/日本/監:石井裕也 出:仲里依紗/3.5
・・・全展開、記憶欠落。

9月
「本気のしるし」2011/日本/監:深田晃司 出:森崎ウィン/4.0
評価4なのに・・・これも全展開、記憶欠落。

10月
「1秒先の彼女」2020/台湾/監:チェン・ユーシュン 出:ソウ・ヴァンティン/5.0
台湾のアカデミー賞にあたる金馬奨で作品賞など5部門受賞のファンタジックなラブ・ストーリーの傑作。
郵便局に務める美人じゃないヒロインは彼氏いない歴30年。その彼女に初めてのタイ人の彼氏が?!なぜか彼女のいる窓口で毎日のように切手を買い封書を出すバス運転手の青年からめ、物語は意外で不思議な世界に突入・・・さすがの受賞作!これが中国映画だとたぶん評価ダウンだろうけど、「猟奇的な彼女」(韓国)以来の、もう一度観たいラブ・ストーリー!

☆「今夜の名言!」

「天国ってすっごくいいとこらしいですよ」
「そうなの?」
「行った人は誰一人帰ってこないんですから」

「こっちが家事してる時、二階からおーいって呼ぶの、もうホントやめてほしい」
「イタリアの男は二階から女房呼んだりしないらしいよ」
「イタリア男はやさしいからなぁ」
「呼んでも来ないからだって」

「アメリカの俳優アーサー・ゴッドフリーは言いました。私は結婚するとき、女房を食べてしまいたいほど可愛いと思いました。いま考えるに、あのとき食べときゃ良かったのにと・・・ポール・ニューマンは言いました。夫婦が長続きする秘訣だって?それは一緒にいる時間をなるべく少なくすることだ」

(これらはなんの作品のセリフだったか、記憶欠落・・・)

「問題を抱えた人間は集まるんだ。太った人同士で集まれば気にならないのと同じ。生きやすくなる」

(墨丸営業時代を思い出したセリフ。「ライダーズ・オブ・ジャスティス」2020/デンマーク・スウェーデ/監:アナス・トマス・イェンセン 出:マッツ・ミケルセン/3.5より)

「今夜の映画!」(6〜10/2022のベストは?)完

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