43「変わる!」

3.29.thu./2007

★「サッポロ」メインに

本日、夜の部メニュー変更。
千代田店オープン以来、生ビールはキリン提供のハイネケン。
創業以来15年間、生ビールはサッポロ黒ラベル、エビス、カールスバーグ、レーベンブロイと変遷重ねてきたけれど(もしかして他にもあったかも)、きめ細やかなセールスは終始、サッポロさん。

サントリーさんの夜のセールスにも感心したけれど、或る日を境にパッタリ。
聞くところによると夜間セールスでの体調不良社員続出で、夜のセールス廃止になったとか。
そりゃ毎晩数軒飲みながらのセールスでしたもの。それもサントリー商品のみ注文。これは仕方のないことだけれども、他商品での勉強もしてみたらとも思ったほど。それにしてもその時点からパッタリというのもなんだか。ま、最初だけご挨拶の最大手キリン、アサヒさんにくらべてはマシ・・・すでに過去形だけど。

我輩めはもともとビールは、サッポロのエビス党。
とくに冬限定のエビス「琥珀」は日ごろビールを飲まぬ我輩でも夜毎ビデオ映画みつつ愛飲。が、このよりコクの深い銘柄、今後の生産予定ナシとのこと。
でも、あのコクがねぇ・・・とマイナス評価の方がいらっしゃるのも事実(我輩ヘビースモーカーゆえ、鈍化した味覚のせいでコクを追い求めてるのかも)
そんな理由ではなく、メニューからエビスが消えたのは、飲酒運転厳罰化以後10リッター生樽を期限内に消費するのが困難になり、5〜7リッター生樽へと変えざるを得なくなったから。

しかし今回、たびたび店に訪れてくれての各種資料提供等サービスに、やさしさに飢えている我輩、生ビールを初めとしてワイン、焼酎などサッポロメインでの品揃え変更に踏み切った次第。
そして生ビールを新鮮なうちにご提供させていただくために、ビールの品揃えを縮小。あっさり風味のビールお好みの方々へは「今夜の銘柄」として、少数ながら各種海外ビールをと企画中。

★「今夜の名言!」

@「慰安婦が強制されたかどうかは関係ない。日本以外では、誰もその点に関心はない。問題は慰安婦達が悲惨な目にあったということであり、永田町の政治家達は、この基本的な事実を忘れている」

安倍首相の「慰安婦発言」以後たびたび新聞紙上で紹介される米国の知日派マイケル・グリーン氏(前国家安全保障会議上級アジア部長)の言葉。
占領中は米兵に日本婦女子3万人が強姦されたとか慰安婦のほとんどはもともと玄人だったとか南京事件の被害者はそんな数ではないとかの反論にはうなずけるが、「おまえたちはどうなんだ!?」というような反論の仕方にはひねくれた悪ガキじみた姑息さしか感じられず、とてもとても「美しい日本」では・・・。我輩もその悪ガキですけど・・・。

A「同名韓国映画のリメイクだが、本家の持つ孤独な繊細さに涙した私にはすべてがザツに思えて。特にサンドラ・ブロックは米国産牛ステーキ風でギザ大味。唯一素敵なのはガラス張りの湖畔の家。もちろんサンドラは家以下ね」

米映画「イルマーレ」映画評。「新潮45」4月号より。
本家版ファンの我輩、「もちろんサンドラは家以下ね」で笑ってしまった。
 
「変わる!」完

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