88「迷惑メール」

3.1.sat./2008

★営業時間

営業時間、これまでの平均終了時間から、午前4時頃と先月中旬に設定。
「頃」というのが我がO型気質。でも、もっと遅くまでもオッケーということ。ただし日曜(遅々はヒマゆえ)は、お客サン次第で早じまいの場合あり。

例えば今夜、宵の口からバタバタ。常連のNさんが帰られるころにはもうグッタリ。
奇しくもNさんは我が中学の同窓生と最近判明(といっても彼は2年生時に大阪へ転校。わたしは3年生時に和歌山のその中学に転入し面識はなし)、さらに奇しくも、我が中学時代の親友Tくんの親戚でもあった。
そんなことから今夜は二人で隣の居酒屋「そらまめ」に。それが2時すぎ。
ま・・・土曜なのにこんな夜もあるということ。
すみません(人間的でええやん?でも陰の声と理性は「店に来たお客の立場、考えやぁ!」)

3.2.sun.

★迷惑メール

昨日、とある女性名で頻繁に交際求めるメールが。
その一文に「掲示板でプロフィールをみて」とあり、「掲示板って?」と使い慣れぬ携帯操作でその見慣れぬ掲示板にたどり着くと、我輩の名前が「DAMIN」、そして我輩の生年月日が記載され、血液型のみ間違っていて・・・。
「ダミン?なにこれ?」と思った瞬間、思い出した。
数年前に店で飼っていたハムスターの名前。始終眠っているので(我輩と同じ)、惰眠をむさぼるの「惰眠」から名づけたペットの名だった。

「う〜ん?」と思案してるところにやってきたのが墨丸会員20号せいざぶろう。
「アッ、せいざぶろうやろ、これ登録したん!」
「知らんよ〜!知らんよ〜!・・・田中ホモ丸(会員17号)ちゃう?むかしボクの名前で出会い系サイト使とってん」
田中ホモ丸に電話。
「知らん!知らん!ぜったいそんなことせぇへん」
ほんまに知らんみたい・・・。
はて、掲示板にニセ登録した、数年前のペットの名と我が生誕日を知り、血液型知らぬ人物、いったい誰であろう?

★「今夜の本!」

「巡査 埼玉県警黒瀬南署の夏」(岩城捷介。宝島社文庫)
暗い過去を持ちながらも優秀な平巡査の一人娘が殺害される。逮捕された少年は証拠不十分で釈放。そして巡査は拳銃を持ったまま失踪する・・・。
2000年単行本刊行というから、横山秀夫の警察小説デビューより後になるんだろうか。横山さんの作品に接していると少々新鮮味に乏しいかもだが、家庭崩壊、少年犯罪、警察腐敗等をこれでもかというほど書き込まれている。かつ登場人物たちが各自主人公として描かれても良いほど魅力的で、警察小説のオススメの一冊。が、著者の2作目が「CМディレクター 新人タレント殺人事件」なんて題名で、こりゃ読む気おこらんなぁ?4/5。

「白昼堂々」(結城昌治。講談社大衆文学館)
筑豊の廃坑の村に住み着くスリグループが集団万引きに活路を見出し・・・。
1965年の作ゆえ少々古臭いが、万引きの巧妙な手口が描かれて、3/5。

「モルヒネ」(安達千夏。祥伝社文庫)
女性医師の前に現われたかつての恋人が末期癌に冒されていて・・・。
「恋愛小説の傑作!」とのふれこみだが「かったるい」のひとこと。恋愛など幻想でしかないのだと思い知る昨今、ほんま「かったるい」わ。1/5。

「迷惑メール」完

<戻る>