226「墨丸の夏―8月15日」

8.18.thu./2011

★扇風機

お盆過ぎの16日、通常ヒマ日の月曜にしてみれば忙しかったけれど、休み明けの17日、18日ともなるとさすがにヒマ。来年はこの頃、休みにしようか。

月曜日まで世間が休みとすると、17日火曜などは休み明けの月曜に相当するわけで、ヒマなのもある意味、納得。そんな夜の「今夜の迷言!」以下・・・

「暑がり」とのC嬢、かたわらの首振り扇風機に手を伸ばそうとして・・・
我輩「どうしたいん?」
C嬢「私のほうだけに向いてて欲しいの」
我輩「しあわせモンやなぁ、コイツ!」と首振り止めてあげた扇風機、どついたってん。

ちなみにこの扇風機、メイドイン・インド。
みかけは幼少の頃の古風なタイプだけれど、能力としては当時の日本製にははるかに及ばず。お客さんいわく「これ、羽回ってだけ?風きてる?」
買っての翌夏、首が回らなくなり電気屋に持っていくと、CRC吹き付けて終了。で、修理費二千円・・・。
そんな単純なコトとは、日本製品ベースで考えると想像もしなかったわけで。

日本製扇風機が我が家に初めて登場したとき、その色が濃いピンク色だった。
「なんでこんな色のを買ったんですか?」と母が父に聞くと、「日立はモーターがええからや」
見るたびに暑苦しくなる扇風機だった・・・。

サラリーマン時代は正月休みと共に盆休みも休日数指折り数え落胆したり喜んだりしたものなのに、自営業ともなるとそんな気分からも縁遠くなってしまった。
というより「え、今回はこんなに休みあんのん!」とマイナス的に考えてしまい・・・。ま、長居店時代よりここ我孫子の場合は休日だからといって特にヒマではないのだけれど。いつもヒマやから・・・。

★花火大会

そんな15日、今年3回目(たった)の「墨丸休店日」
過去2回は計画的なものでなく、たまたま月曜が大雨になったゆえ発作的に休んでしまったというもので。
で、墨丸会員388号Cちゃん実家招待で、541号テラ吉、715号マキ親子、734号チャン氏の皆さんと、五條市の第40回吉野川花火大会に一泊旅行。

幼少の頃ならいざ知らず、物心ついてからは各種お祭り等の人ごみ苦手で初詣なども行ったことがなく(最後の過剰な人出を経験したのは中学生時代、常盤座という田舎の映画館で上映された「007サンダーボルト作戦」だったか、館内客席に入りきれずのそれ)、608号ヨッシーなどは「へぇ〜、マスターが花火大会に行くの?めずらしいやん!」

★で、感想

@五條市にこんなにも若者がいるの?ふくめ、驚異的人出。
いや、祭りの人出というのはこんなものかもしれぬ。聞くところによると人口3万人余りの五條に昨年は8万人もの人出だったとか。

A有料観覧席だったゆえ、特にフィナーレの打ち上げは壮大無比。
ま、花火大会なんてのが初めてゆえの感想やけど。でも、アア、こんなの家族にもみせてやりたし・・・と我にもまだ父性愛が残ってたわ。

Bサラリーマン時代にイベント設営にも関わってた経験上、広大な会場設営撤去を想像すると、そのトラウマよみがえってきた。
思えば、本社からの撤去応援要員として参加し、各イベント会場に放置された三千脚のパイプ椅子を、台風接近の雨と暗闇の中、たった2人のバイトを使ってトラックでの回収担当に。さらに集積場に降ろしてこれまた回収に来た大型トラックに再度積み上げるという段取り悪い作業を夜食はハンバーガーひとつという状況下での撤去作業が最悪だったか。
さらに、その10時間以上に及んだ作業後、兵庫の舞子から大阪までの帰途の高速道路が不通。ラッシュの一般道路を乗りなれない2トンロングのトラックを濡れたままの衣服で運転し続け、そのまま出社するとさすが上司「本日は休んでください」の言葉だけが救いだった。翌年からはわざと仕事をつくって応援には行かず。
こういうとき、よく働く人間とそうでない人間がもろ判明。
総体的に肥り気味の男は動かん。だから肥っているのか?肥っているから動けぬのか?鶏が先かタマゴが先か、だな。

8.19.fri.

★魔の19日

毎月19日、あるいはその前後がヒマ日という墨丸の定説がある。
これにプラス「魔」というのが加算した。この日、我輩満身創痍。
お客さん方が我輩の姿みて「どうしたん!?」

はい、三択です。
1.時々ボクシングジムに通ってます。
2.T嬢、М嬢とのSМごっこがエスカレートしてしまいました。
3.いつものファンデーションを塗り忘れてました。

教訓:友人がいないという男とは知り合うべからずだ(我輩、懲りていないのがアホ)。
メリット:お見舞いにお客さん方から計5箱のタバコをもらえた。
デメリット:飛蚊症を患ってしまった。かつ、外出しづらいわ〜。

「墨丸の夏―8月15日」完

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