254「残酷の夏」

8.14.tue./2012

★踏んだり蹴ったり

前回の「消失」事件の翌週だったか、営業終了後お客さんふくめ4人で焼き鳥屋へ。

我輩「消失」事件で持ち金なしゆえ、身内のせいざぶろうに「呑み代貸しといて」。で、そこからさらに朝まで歌える居酒屋に。
そしての勘定時、そのせいざぶろう「財布が・・・」

彼、どこかで財布落としてしまってた。
我が身内ゆえ前回に劣らぬこれはショック。
かつ、前回「消失」での盗難印鑑に代わる印鑑証明書発行用にとその日、代理人の彼に手渡していた我が免許証も同時に紛失。
さらに(もう述べたけれど)、節目の20周年というのに諸事情重なってのDМも初めて発送できずで、「なんやねん!魔の7月!」だった残酷の夏がまだ続いたのだった・・・。

こうした目に見える実害には我輩結構打たれ強いんだけれど、精神的ダメージにはとっても弱くて、この酷暑のなか無理して延々と眠り続けて現実逃避・・・。
他にもいろいろあんねん。A型血液タイプやったらもう自死しとるわ。

★「今夜の本!」

いったいどうしたことだろう?
昨年の宝島社「このミステリーがすごい!」国内篇第1位「ジェノサイド」高野和明・角川書店(ネアンデルタール人はなぜ滅んだのか?からの発想はすごいが)、電撃大賞作「塩の街」有川浩・角川文庫(人体が塩と化す塩害で滅び行く人類。賞選者絶賛本)と、たてつづけに読むけれど、なんなんだろこの面白なさは?
昨年の海外篇第1位「二流小説家」も飛ばし読みしたくなるほどツライ作品だったし、もう我が感性? 評価3/5と2/5。

このあと、三浦しおん「私が語りはじめた彼は」(新潮文庫)を読む。
う〜む、我が好みは彼女の作品のような人間ドラマなんだな、と本作で気づく。前述2作のようなテーマのむかしの作品はもっと人が描きこまれていたように思うんだれど、本作は4/5。
大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前一時の恋泥棒」(ポプラ文庫)はシリーズ2作目。
前作の内容すっかり忘れてたのが残念。3/5。
この二冊ともにお客さんC姉の貸本。
 
「残酷の夏」完

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