268「64/44」

8.31.sat./2013

★アル中大国、ロシア

ロシア国民一人当たりの年間飲酒量が純アルコール換算で18g(ウオツカ50本相当らしい)と世界最多。で、年間約50万人が飲酒がらみで死亡と推計されるとの新聞記事を春ごろ目にした。

で、記事によると今年に入り、街中の売店からビールが一斉に姿を消したという。なぜ?

昨年までアルコール度数が15%以上の飲み物が法的に「酒」とされ販売規制されていたのが、その基準を0.5%まで引き下げ、飲食店除き午後11時から午前8時までのビール販売も禁じられたという。
おかげで全く売れなくなったというのだ。
ただし、健康志向の高まりの結果の改正というのは表向きの理由で、陰謀説あり。ビールにシェアを奪われたウオツカ業者の暗躍による等々。汚職大国でもあるものなぁ。

ま、そんな誇りなき国のことなどどうでもよい・・・。
表題の「64/44」の「64」は、我輩が昨年、マイボトルとして店で空けてしまった安バーボンの本数なのだ。
ウオツカボトルは500mlが多いけれどバーボンは700mlが基本とも考えると量的には・・・かつ、店のビール、スコッチの一杯飲み、営業終了後の外飲みでのビール、日本酒、焼酎・・・いったい我輩年間何g飲んでんだろ。

「44」はこの夏時点での空けボトルの本数なのであって、「44」は「死死」と連想して先の記事思い出したわけ。そしてああ、昨年の本数を今年は軽く超えてしまうではないか・・・という異常な現実は何に根ざしているのか?ここは誇り高き「日本」であるというのに・・・。

考えるまでもない。言うまでもない。
店飲みの酒は旨くもないのに、なぜか?
我が現実からの逃避の産物なのである。
緩慢なる自殺志向の日々なのだ。
で、昼酒は決して飲まずとも、「わしはロシア人よりも酒飲みなのだ!」と思ってはみても、これらはなんの役にもたたぬのであって・・・。
まだ見ぬ人よ、助けてくれたまえ、その愛で。
我輩も、もう、ロシア人同様、死ぬ。

「64/44」完

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