477「今夜の映画!」11/2019のベストは?

12.19.thu/2019

★「今夜の映画!」

ガジュ丸評価基準。
5「傑作!」4「秀作」3.5「佳作」3「普通作」2「不満作」1「駄作?」
NF=ノンフィクション ※=再観作品 

01.「ロスト・スレイト」2018/イラン/3.0
02.「来る」2018/日本/監:中島哲也/4.0
03.「三度目の殺人」2017/日本/2.0
04.「アメリカン・アサシン」2017/アメリカン/3.5
05.「ANON アノン」2018/ドイツ/3.0
06.「ザ・シークレットマン」2017/アメリカ/3.5 *
07.「コピーキャット」1995/アメリカ/3.0
08.「クワイエット・フィールド」2018/アメリカ/3.5
09.「ミスター・ガラス」2019/アメリカ/3.0
10.「ソリス」2018/イギリスetc/2.0
11.「シャットダウン」2018/チェコetc/3.5 *
12.「コントロール 洗脳殺人」2018/カナダ/2.0
13.「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ティア」2017/イギリスetc/3.5 *
14.「ハード・コア」2018/日本/3.5
15.「マッド・ダディ」2017/アメリカ/3.5 ※
16.「タイガースクワッド」2016/イギリスetc/2.0
17.「死体が消えた夜」2018/韓国/3.5
18.「トゥ・ヘル」2018/スペイン/3.0
19.「グラビティ 繰り返される宇宙」2018/アメリカ/3.5
20.「名前」2018/日本/3.5
21.「The Witch 魔女」2018/韓国/3.5 *
22.「コンフェッション」1999/アメリカ/3.5
23.「unknown アンノウン」2006/アメリカ/3.5 *
24.「フェイク」1997/アメリカ/3.5
25.「鑑定士と顔のない依頼人」2013/イタリア/監:ジュゼッペ・トルナトーレ/4.0
26.「アローン」2017/フランス/3.0
27.「リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ」2017/アメリカ/3.0
28.「フレディ/エディ」2016/ドイツ/3.5 *

★「断念!映画」
「面白くなさそう」と中断してしまった、「断念=残念」映画は?

「ジェラシック・サバイブ」2013/アメリカetc
「ときめきに死す」1984/日本
「ジュラシック・エクスペディション」2018/アメリカ
「ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体」2018/アメリカ
「ホワイト・スペース」2018/アメリカ
「エンド・オブ・アース 地球最後の日」2018/アメリカ
「ダーク・スクール」2018/スペインetc
「ダーケスト・ウォーター」2017/アイルランド

★「はじめに:昨今の事情」

昼間は雑事処理。日が暮れるとNHKニュースチェック後、録画した映画を観はじめる。そしての深夜、布団に潜り込んで本を手に取り・・・というパターンの昨今。
昼間を映画や本に費やすとアッという間に一日が終わってしまうような気がし・・・どっちにしてもアッという間に終わる今日このごろなんだけど。これは代り映えせぬ日常ゆえ?

加えて、ここにひとつ問題が。
昼酒はせぬが、夜の帳とともに酒を手にすることだ。
で、あいかわらず飯も食わずに日本酒飲んでると、10時ころにはもう眠気が。
で、日本酒じゃなくウィスキーなどの蒸留酒に、それもいままで嗜んだこともない水割りなんぞに切り替えてみた。

が、これももう麻痺したか、先日など8時頃にはもう眠気が。でもソファーでのこの居眠り、毎回1時間ほどでこれは目覚める。
で、再びテレビ画面に見入るわけだ。アルコール手にしながら。
そしての午前3時ころには座り疲れ酔い疲れ、今度は睡魔に負けるまで布団の中で本を手にする・・・。

で、この「今夜の映画!」毎回一ヶ月分まとめて記入の際、ストーリーなど忘れてしまってること気づく。面白かったはずの作品なのに完全忘却も。アタマおかしくなったかと思うほど。
※印の再観作も途中「観た」と気づけど覚えていぬ結末気になって、という始末で、本も数ページ読み返すこと多々。これらも酔いと睡魔のせいであろう。

で、上記一覧*印が、それゆえにランク落ちした作品である。
それでもハッキリ内容覚えていて評価「4」維持の作品はよほどなんだろうな?
以下、そのランク落ち*印作を振り返ってみた。

追記@
映画などもう観たくもない、その時間を読書にあてたいと思うのだけれど、観なければハードディスク満杯になってしまうのだ。「ガジュ丸賞」のような、人に観てほしい作品も少ないけれどもあることだし。で、観ずして消去の作品も多くなってきている。外付けレコーダー買って一息つきたし・・・の感。地獄の蓋が開いてしまう気がするけれど。
追記A
来年からの「今夜シリーズ」、観るたびに、読了するたびに記録していこう!

★*印作を振り返ってみた「寸評!」

ピーター・ランデズマン監督「ザ・シークレットマン」は、ハズレなし俳優リーアム・ニーソン主演ゆえ期待。ニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件の機密情報暴露の黒幕「ディープスロート」(FBI副長官!)を描いた実録ドラマ。見応えたっぷりだったはずなんだけど・・・*印。

カレル・ヤナック「シャットダウン」は、最先端AI搭載の実験住宅が暴走する話。主婦が住宅に監禁されてしまうのだ。で、どうなった???で、*。

ギリシャのヨルゴス・ランティモス「聖なる鹿殺し」は、ニコール・キッドマン、コリン・ファレル共演ということで思い出した。二人の子供のいる幸せな一家。夫は外科医。勤務先の病院に一人の少年が毎日のように男を訪ねてくる。男は高価な時計などをプレゼントしている。男は性倒錯者なのか?否という、異常で意外な展開のスリラーだったが、*。

パク・フンジョン「The Witch 魔女」は、ふとしたことから超能力者と知られてしまった少女が謎の組織に追われる展開。よくある話だ。でも本国韓国で大ヒットしたサイキックアクションとか。それは後半判明の、少女が全て計算し尽くしての行動だったという点でだろうか。我輩はそのことだけが印象に残って、*。

サイモン・ブランド「unknown アンノウン」は、シチュエーションスリラーの傑作「ソウ」を思い起こさせた。閉ざされた倉庫内で目覚めた5人の男たち。なぜか彼らは全員記憶をなくしていた。互いが疑心暗鬼のなか倉庫からの脱出を図ろうとするが・・・*。

ティーン・テルマン「フレディ/エディ」は、意外さでは「聖なる鹿殺し」と双璧なす作品。画家のフレディは双子で生まれた際、死産だった兄弟エディが、なぜか日常生活に現れることに悩まされている。自分は狂っているのか?それとも二重人格者なのか?本作も、それは否という展開だったが、*。

これら「問題」とは異なるけれど、好きじゃない是枝裕和監督作と周防正行監督作とを間違えていた。少し考えると分かりそうなものなのに。
で、是枝作品を周防タッチだろうとテレビドラマも観てきたけれど、常々「なんなんだよ、このかったるさは!」
で、今回の是枝作「三度目の殺人」で「Shall We ダンス?」の周防監督じゃないことにようやく気づき・・・今までの時間返してくれよ〜!だ。どうもカンヌ映画祭関連作は性に合わぬ。が、上記評価「4」候補中、最もおすすめなのがカンヌ映画祭脚本賞受賞の「聖なる鹿殺し」というのも皮肉な話・・・。

★「ガジュ丸賞!」

中島哲也監督のホラー「来る」には見入ってしまった。
特に前半、何かに取り憑かれ崩壊してゆく家庭の夫、妻夫木聡のキャラに。映画終了後、解説者たちが「なんだコレ」「よ〜わからん」「みんなそんな気持ち?」なんて言い合っているのも分かるほどなんだけど、妻夫木登場場面は繰り返し観てしまった。面白い。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督「鑑定士と顔のない依頼人」が、今回の「ガジュ丸賞!」
人間嫌いで独身主義者の老美術鑑定士のもとに、若い女性から両親の遺産鑑定の電話依頼がくる。しかしその女、広場恐怖症とかで隠し部屋から一歩も出ない生活を送っていた。鑑定士は彼女の屋敷で美術品鑑定を続けるうち、次第に女に興味を抱き・・・。
本作も「聖なる鹿殺し」「フレディ/エディ」とともに意外な結末が用意されている。主演はジェフリー・ラッシュ。

「今夜の映画!」11/2019 完

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