489「ひゃっきん話 其の二」

5.8 fri/2020

前回、100円ショップグッズで「ヒット商品なんてあったっけ?」で終わって・・・でも、「ヒット」ほどじゃないけれど、あった。
ダイソーの某アメ玉が。

★アメ玉

タバコ減煙のためアメ玉おしゃぶり中の話を三年ほど前にした(378掲載)
そこで当時の100円ショップアメ玉ベスト10紹介したけれど、なんと現在、それらアメ玉ナニひとつ手元に残っていない。

・・・好みの変遷というのはあるもんだ。
我輩、青年期は女優のソフィア・ローレンや木の実ナナなんて派手な顔立ちの女性が好きじゃなかったのに中年期にさしかかった頃、なぜかその二人に魅せられて・・・で、いま手元にあるアメ玉は、いままで見向きもしなかった、いや、年寄り臭くってキライだったそれが、あるのだ。手元に。常時。
それは、「梅」風味のアメ。年とったからというんじゃなくって。

肉体労働者にはタバコとコーヒーが欠かせぬ嗜好品というけれど、現・肉体労働者の我輩、汗まみれの作業中、それら品に加え欲するのが、塩分。
で昨年夏、100円ショップで水分補給用ドリンクや塩飴購入中、買い物カゴに紛れ込んだのが梅塩アメ。

ああ、嫌々それを口に含んだときのキャンディーの甘さへて、中心の梅果肉にたどり着いたときの口中に広がる酸味!そのとき、疲れ切った肉体がホッと弛緩したような気が・・・。
以来、労働中のアメ玉は梅系統一色となってしまった・・・ただ、梅干し自体はいまでも好きじゃなく、梅茶漬けなんてのも食したこともない。ゆえに年のせいではない。

で、いま手元にあるのが「inタブレット塩分プラス」(森永製菓)に加え、「うめ塩飴」(ライオン菓子)、「道明寺梅子の恋の挑戦状」(リボン)、「超しょっぱい!梅塩飴」(大阪屋製菓)、「紀州産梅肉50%配合 生梅飴」(リボン)。
そ〜して今回の本題商品「スッパイマン 梅コロキャンディー」!

ただこの商品、梅アメ関連ではダサいパッケージデザインのひとつではなかろうか。
黄一色のパッケージに赤で商品名プラス梅の枝の単純図柄。
で、字体もなんか素人っぽい。
おまけに手に取ってみるとなぜか軽すぎ、はてなとその小袋説明表示みてみると、梅アメのなかでは最も少ないであろうたったの7個入り。
ゆえにコスト・パフォーマンスの観点からながらく買わなかった・・・のだけどダイソーふくめ各所の100円ショップ梅アメ試食し尽くしての最近ようやく購入。

で、ひとなめ・・・なんなんだぁ、この風味!
最初っからキャンディーの甘みと酸味混然と口中に広がり、いまだかつてない味わい!
そのアメ玉しかとみてみるとそれもそのはず、べっ甲飴表面に梅のタブレットが乗っかっているのだ。果肉が露出した奇抜な形なのだ・・・ゆえに甘さと酸味を一度に味わえる!?で、そんな味?
いったいどこの商品なんだ?
沖縄だった。
豊見城市の上間菓子店製造。販売は千葉県の、(株)ママ。

7個しかないゆえ、他の梅アメ3対1の割合でなめつつ肉体労働に耐え勤しんでいる至宝のアメ玉。
やっぱ、ヒット商品かな、コレって。
「スッパイマン 梅コロキャンディー」!

注:沖縄人のおおらかさとでも言うんでしょうか、アメのなかに梅を練り込む手間省いた結果の商品かも?

「ひゃっきん話」つづく

<戻る>