563「激夏のなかで B」(ランク付け)

09.11.日/2022

★ランク付けの日々

もう4年ほどにもなるか、リハビリ兼ねた我が肉体労働のバイト生活。
週の最終日となる日曜バイト終え3日間の休日迎えると毎回、「ほっ」
で、4日後のバイト日が永遠に来ないような錯覚に陥って・・・でも「あっ」という間にバイト日の木曜到来。
すると今度は永遠にバイトが続いてしまう気分になり・・・そんな繰り返しがこれまた「あっ」という間。
子供の頃もあっという間に一日が終わったものだけれど、それは朝から晩まで遊び回っての、いわば充実の毎日(ま、成人してからの我輩も病に倒れるまでは同様だったけど。ゆえに「アリとキリギリス」の、我が人生はキリギリスのそれというわけ)。
でも最近、その日々の流れの速さに愕然としはじめ・・・。

一昨日昨日の区別もつかぬワンパターン生活は我が生き方ではない!と(これが常々各種占いで指摘される「トラブルを避けようとするがトラブルなしでは生きていけない」ことにつながるか)、8月8日から日々の活動ランク付けを始めた。ABCランクで。
Aは年に何度もないであろう特別日、Cはただ呼吸してるだけのような日というわけで、このCの日続くようならばもう寝たっきりに等しいと、そんなときは身の回りのことだけでも改善し+に転じようと、要するにがむしゃらに生きるための指針としてのランク付けでアル。

ちなみに前回の「ケータイ」の日のランクは非日常的だったゆえBー(マイナス)。
で、ランク付けスタートの8日以降の主な日々を振り返ってみた・・・。

15日(月)スーパーの駐輪場出口で財布を拾う。

「もうけた!」の一瞬の思いののち、管理人室に(自動的に体が動いてしまって)届けて(しまって)の、C+。

16日(火)1992年創業時の墨丸長居店常連だったY嬢から電話あり。

数ヶ月前に墨丸会員ひんけつ姫からY嬢が脳出血で入院していたらしいと聞きお見舞いの電話をかけたことがあった。今回は30分ほども話を聞いていたか。
Y嬢は当時二十歳前後。我輩のことを「すみすみ」と呼び慕ってくれていたが、99年に京都に引っ越し00年に結婚。京都転宅後会っていず。
この日の電話では杖と車椅子の生活ながら「飲みに行こ!」の話オンリー。
人のこと言えぬ立場だが「大丈夫かいな?」と、先方に再会日決めてもらっての連絡待ちということで会話決着。B−。

22日(月)墨丸会員S氏と大阪住吉区我孫子で呑む。

S氏はカラオケ好き。
ゆえにこの夏、杉本町のスナック「安くて’すみ’ません」(545「12/28/2021」での紹介店))に同行し店を紹介してあげた。いたく気に入ったようで再度との今回の誘い。
が、カラオケ嫌いの我輩、同じカラオケならばと我孫子で唯一かの’美人ママ’が経営のカラオケサロン「ゆうこ」を新たに紹介することに。
紹介だけして我輩は他の店で飲むつもりだったのだけど・・・。

入店してびっくり。
ママさん、むかしの面影なくなっていた。
というのは思いがけなくもママさんも我輩が店で倒れ緊急入院したのち、我輩同様店内で脳出血で倒れ緊急入院。リハビリ後に店を再開したとのこと。それが原因で我輩同様’激痩せ’していたのだった。
「ゆうこ」はカラオケサロンというだけあって、人が歌っている間は私語禁止がネックなんだけど、同経験者ゆえ病気のことで話が盛り上がり、結局腰を据えてしまっての、B。

23日(火)この数年「会おう!」のメールのやり取りに終わっていた墨丸会員M嬢と再会。

当地K市駅改札口で17時に待ち合わせ。
最近お気に入りの家庭料理「憩」(554「春のひととき」での紹介店)、会話に飢えている我輩ゆえ居酒屋「咲佑」と、はしご。

そこでM嬢いわく「初めて墨丸に行った時、終電なくなって店に泊まらせてもらったこと覚えてます?」
・・・そうだった。閉店後、眠たいというM嬢ひとり店に残しお客のブンちゃんと飲みに出かけたんだった。ブンちゃんと「知らん子、店に置き去りにして帰ったらレジの金そっくり無くなってたらどうしょ」なんて笑いながら話してたのも思い出した。
「マスターがホモみたいだから安心して泊まれました」とのM嬢の弁に、咲佑の女将さん「い〜え、うちでは全然そんな雰囲気ないですよぉ」で、ホッ。
要するに我輩、羊の皮を被った羊・・・次回は我孫子で呑もうと約束し、B。

30日(火)この日はバイト先の年に一度の健康診断日。

堺市内の総合病院まで出向かねばならぬ。
午前10時の予約。
堺の駅前からの送迎バスは9時40分発。
で、K市の最寄り駅へとバイク走らせ、いつもの市営駐輪場へ。
と、初対面の係員「駐車ダメです」(!)

我が三輪バイク、係員が変わるたびに「原付きですか?」
この駐輪場、自転車と原付きしか一時利用できないのだ。
でその係員に「毎回利用してますよ」と言えども「自転車、二輪原付きのみ利用可と張り紙してるでしょ。それに枠内に入らねば」「枠内に駐めれますよ」と反論しても拒否。
ここがアメリカならば銃で撃ち殺していたかも、だ。
迫りくる病院予約時間、反論あきらめ反転し近くのスーパー駐輪場へ・・・。

帰宅後、市役所に問い合わせてみた。
すると、駐輪場は市の管轄でなく大阪府の駐輪場協会が一括管理しているという。で、大阪に電話してみて愕然。
「青ナンバーの三輪バイクは原付きでも一応自動車と同等の扱いになり、消防法の関係で駐輪場には駐められないんです。だから自動車の駐車場を利用していただくことになります」と申し訳なさそうに。

駐輪場のおっさんもこういう納得対応していれば撃ち殺されずにすんだものを・・・で、C+。
※青ナンバーメリットは、二段階右折や原付き制限時速の撤廃、ヘルメット無着用可。

8月31日(水)近所のかかりつけ医に薬の処方箋をもらいにいく。

血圧の薬だ。
で、最近気になることについて質問。
「お盆の頃から食事が旨くないと思ってたんですが、気づきました。味覚がまた消失してるんです」
15年夏の発病の後遺症「味覚と食欲消失」が少し回復していたというのにだ。
で、再発か、と。
と先生、思いがけなくも「コロナに感染して無症状だったのでしょう。その後遺症だと思います」(!)
念の為、年一回2月の脳のMRI検査を早めてもらって、今月21日にかつて入院先の住之江区の総合病院での検査を受けることに。
ついにのコロナか・・・そんなでC+という、夏の終りの日々でした。

「激夏のなかで」完

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