581「キリギリス男、息づく夏夜 @」(「0004694276 第2話」)

6.2.金/2023

かつて、ゴールデンウィーク後に新入生や新入社員が陥った「五月病」(死語?)。
やる気喪失や不眠、食欲不振といった症状から出社拒否等に至るわけだが、軽いうつ病か適応障害だといわれている。

そんな5月の30日夜、ケータイ着信音鳴り響き、「元気なんか!?あの第1話の続きどうなってん!」との墨丸会員某女史のかん高いお声(失礼!)。で、前回「0004694276 第1話」記してのち2ヶ月も過ぎ去っていることに、「今夜の本!」「今夜の映画!」も長らく未継続だとあらためて気づかされ・・・先の「五月病」が頭をよぎったのだった(不眠だけはあてはまらずの我輩だけど)。

そうなんだ〜。
子供の頃から日常のマンネリズム嫌い、登校拒否やら転職、恋愛等くり返した無謀な「行動派」であったはずの我輩、以下に記す出来事契機に、なぜかダラダラの日々がという無気力感が顕著になっていた(いる?)のであった・・・。

★午前4時の肩こり?

欧米人には肩こりの概念がないと聞くけれど、我輩も「1話」で記した腰痛と共に肩こりというものの症状感覚わからず知らずでこの年まで。
で、「コレが肩こり?」との違和感で目覚めたのが、3月11日土曜の早朝4時。
体の左側を下にし寝ていたからなのか左肩から指先にかけて、痛いというほどでなく、いうなれば痛みの一歩手前という生まれてはじめての不快な感覚で目が覚めたのだった。
それが、「コレが肩こりというものならば結構ツラいもんやなぁ」という程度のソレで、薬箱に一枚だけ残っていた湿布薬を貼ってみた。で、5分ほどでその「痛み一歩手前」症状治まって・・・。

この日の午後はバイト。
その作業中、時たま左肩に違和感覚え・・・帰宅して熱いシャワーを肩に浴びせかけて就寝。で、何事も起こらず。

翌日曜のバイト作業中も問題なし。
一過性で終わった肩こりだったかと帰宅後、飼い犬スミの死去話「喪失と倒錯」記述完了させ、ホームページに「送信」するだけとなった。で、誤字脱字再チェックしてから送信をとベッドに横たわっての、またしてもの午前4時・・・。

そう、3月13日月曜早朝4時のこと。
左肩の不快感でまたしても覚醒。
脇の下から肩、指先にかけ、今回は骨の髄が凍ったような冷たさをも感じた。
前回同様「痛み一歩手前」症状ながら、なぜか立ってもいられず思わずしゃがんでしまうほどの異常な不快感・・・自室這い出て、隣室の我妻リ・フジン(新あだ名、タリウムさん)に声かけた。
「病院、連れて、って、くれ」

「0004694276 第3話」につづく

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