592「続・道」

5.15.水./2024

バイクで走行中、お気に入りとなった道のことなどを前回記した。
その際、なぜか、イヤ〜な気分になる道もあったことに気づいた。
「あった」というのは、一か所がそうではなくなったからだ。
今回はそんな道、三か所の話である。

バイト帰りにクルマやバイクで市の中心部や大阪方面に向かう際、仕事場から数百メートル離れた三叉路を右折する。目的地に向かうには通らねばならぬ三叉路だ。対向車線の見通しもよく、信号機も設置されている三叉路である。
と、この三叉路を青信号で右折した直後、距離にして片側一車線道路数メートルの行程でイヤ〜な、できれば通りたくない気分に陥るのだ。走行時間たった数秒の、何の変哲もない住宅街の道なのに・・・。

もう一か所もバイト帰りにある脇道。
家電量販店や百均ショップ、古書チェーン店のある地域に寄る際に通らねばならぬ、これも住宅街の片側一車線道路。
自宅に通ずる国道からその脇道にそれ、距離にして約900bの走行中、前述同様イヤ〜な気分に陥るのだ。
しかし、どちらの道も通りたくなくとも通らねば目的地に行きつけぬ道・・・何なんだよ〜、この感覚?・・・と、気づいた。残る三か所目の道のことを・・・一昨年末、バイクで「事故った」地元住宅街貫く1.5`にわたる道のことを(事故については、576「惨劇という名の贈り物」参照)。

自宅から街中に出るには二本のルートがある。
一本は、山を越える住宅街の二車線道路の新道。
もう一本が、この山すそを回り込む旧道。
旧道もほぼ二車線だが住宅地が開発される前からある曲がりくねった田舎道で、途中に小学校あるにもかかわらず歩行者守る歩道柵完備されているわけでもなく、普通車がギリギリすれ違えるほどの狭い箇所もありで、普通なら避けたい道となるであろう。が、我輩はこの旧道選んで街中に出ていた。安全面からいえばほぼ直線道路の住宅街の道がベストなのに、前述同様、この新道はイヤ〜な気分に陥る道だったのだ(バイト先に向かうにはこの新道利用しかなかった)。

そんな道で事故ったということは、この「イヤ〜な気分」の場所は事故等の「悪いこと」につながっている?そしてその「気分」は予感・予知?(ならばスゴイことだけど・・・かつて記した、高野山中での赤い灯事件、人とは違う我が馬蹄鉄型腎臓の更なる異形さ所以のこと?・・・考えすぎか)。
というのも不思議なことに、事故以来、この新道でイヤ〜な気分に陥ることがなくなったのだ。「加害者」の自宅前を通らねばならぬ道というのにだ。ただしこの新道、イヤ〜な気分に陥るのは出かける際のことで、事故時ふくめた帰宅時にはそんな気分にはならなかったんだけど(帰宅時は、一日の疲れからの感覚鈍化によるのかも?)・・・が、残る二か所の道、より注意するに越したことはない。他の道でも、ね。

576の「事件」のその後はというと(この件、パソコン不調期でこのページに未記載だった)、我輩加入の自動車共済全労済の事故担当者いわく「事故ってあったんですよね?いえ、相手が”そんな事故は知らない、そんな住所には住んでもいない”なんて主張するんです。こんな人、初めてです。私どもでは手に負えませんから弁護士介在させましょう」と。警察調書もあるというのにこんな「加害者」なのだ(客商売経験上、こんな理不尽なヤカラの存在、不思議でもないか・・・あ、我が妻のあだ名もリ・フジン、だった)。これでは自分の非を認めてるも同然ではないか?このことも一因だろう、で以下。

そしての、弁護士派遣の事故現場検証専門会社による現場での面談聴取(初体験)等を経ての、22年12月17日の事故日から半年後の昨年6月20日、自転車に対しバイク、乗用車側はどうしても不利と、最大でも3対7の賠償補償にしかならぬとの女弁護士の弁にも関わらず(我輩100l賠償請求「相当」と主張。パラリーガルの女性は我輩の弁に「ごもっとも」と同情してくれての)、なんと5対5で決着。全労済から振り込まれたバイク修理費用は56,300円。残りの半額負担は、ま、勉強代か・・・。

「続・道」完

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